2008年1月12日アーカイブ
シルクから採取できる成分は主にセリシンとフィブロインに分けられます。
セリシンは比較的簡単に採取できるため、化粧品や健康食品などへの応用が簡単にできます。
一方、フィブロインはシルクの本質です。こちらが、衣料品などのシルクに使われる成分です。つまり、肌にやさしい天然アミノ酸を豊富に含んでおります。
このフィブロインは、分解が難しいので、今までは化粧品や健康食品へ応用が不可能でした。考えてみれば、簡単に分解できるような素材なら、ここまで高級繊維として普及することはなかったことでしょう。
しかし、今は技術が進歩し、酵素分解により低分子構造とすることができるようになり、フィブロインを化粧品や健康食品として利用することができるようになりました。
シルクの化粧品や健康食品に興味がある方はセリシンとフィブロインの違いをしっかり理解した上で選択されるといいと思います。ほとんどがセリシンを使用していると思いますが、稀にフィブロインを使用した商品が存在します。
安値で効果の少ないセリシン商品か、それとも高値で効果が大きいフィブロイン商品か決めるのはあなたしだいということでしょうか。