2008年6月 2日アーカイブ
先日、読売新聞で宗教に関する大規模なアンケート結果が掲載された。
「宗教を信じていますか?」という質問の答えは
- 信じている 26.1%
- 信じていない 71.9%
という結果となった。
これは、宗教=一神教だと考える日本人が多いからだと思う。
例えば、キリスト教や仏教の信者でないから宗教は信じないという具合に。
また、オウム真理教や足裏健康法など、宗教に関するイメージが悪くなった時期があるのも原因のひとつと考えられる。
一方、宗教に関することで「していること」を複数回答で聞いてみると
- 盆や彼岸などのお墓参り 78%
- 正月の初詣 73%
- しばしば家の仏壇や神棚などに手を合わせる 57%
- お宮参りや七五三のお参り 51%
- 安全、商売繁盛、合格などの祈願をしに行く 38%
という結果となった。
いかにも日本らしいおかしな結果である。
もともと日本は多神教で、いろいろなところにいろいろな神様がいた。そして、その八百万の神々を信じていたのだ。
その後、仏教やキリスト教などの新しい思想が入ってきた。そして、受け入れた。
器がでかいというかなんというか・・・
なにはともあれ、こうして「その時々で都合のいいもの信じるという不思議な文化」が生まれたわけである。
例をあげると、
クリスマスパーティーでもりあがった一週間後に神社へ初詣に行ったという経験はないだろうか?
よく考えるとこれも不思議な文化のなせる業だ。
また、表題にある「死んだ後の魂はどうなるとおもいますか?」という質問の答えは
- 生まれ変わる 30%
- 別の世界に行く 24%
- 消滅する 18%
- 墓にいる 10%
という結果となった。
関連するところで、スピリチュアルに「ひかれる」と答えたのは、女性27%・男性13%というこで、女性のほうがオーラの泉好きということだろうか。
先日、横浜中華街へ行ったら、オーラを写す写真屋があったので、試しに写してみるのも面白いと思う。
また、魂については、ここではあえて言及しないが、興味がある方はこちらをご覧頂きたい。
⇒ ビジネス心理学
いずれにしても、先祖を敬ったり、お墓参りをしたりということは、現在この物質世界に存在する我々しかできないことで、子孫に伝えていかなくてはいけないことだと思う。