2008年7月 8日アーカイブ
横浜国立大学の西村教授は「お金は、親が一生懸命働いて得たもの。社会が豊かになり、子どもたちがお金のありがたみや大切さを感じる機械が減っている」と心配しています。
そこで、西村教授はひとつの方法として定額の小遣いを早い時期から与えることをすすめています。
個人差はありますが、数の概念ができ始めた4・5歳くらいから始められるそうです。
金融広報中央委員会が行った2007年の調査によると、未就学児の小遣いの平均は月667円、小学1・2年で759円、小学3・4年で1,216円小学5・6年で1,436円という結果になりました。
例えば、6歳の男の子に毎週200円の小遣いを与えている方の事例を紹介すると、子どもがおもちゃを欲しがったときに「小遣いをためてかいなさい」と諭したら、「じゃあ、あと何回かもらうまで待つ」と渋々ながら納得できるようになったそうです。
お金の勉強は学校では教えてくれませんので、家庭でしっかり教育するしかありません。お金は無限に使えるものではないし、毎月のキャッシュフローが大事だということを早めに教えるにこしたことはありません。
例えば、女の子が高校生にもなって小遣い制でなく、必要なときに必要なだけもらっていると、将来、家計のやりくりができなくなる可能性があります。といっても今は、女性が家計をやりくりするとは限りませんが・・・。
私の友人は家計のヒモを握って、しっかりとやりくりしているので、当然奥さんが小遣い制となっております。まー、得意なことを得意な人がやることが、一番いいということですね。
話がそれましたが、ぜひ、お金の教育は家庭で早めに始めてください。親が何かしら商売をしている人は、将来起業して成功する人が多いようです。日常生活でお金に対する知識や商売のコツなどが身についているのでしょう。
また、サラリーマンの家庭で子どもにも将来はぜひサラリーマンになって安定した生活をして欲しいと願っている方は、「決まったお金をどうやりくりするか」とか「節約方法」とか「欲しいものを買う時期」などを小遣いを通して何気なく教えていけばいいでしょう。
ということで、私も早めの小遣い制導入をおすすめします。