グリシン摂取で「深部体温」下げて暑い夜も快適睡眠
暑さに屈しないためには、睡眠も重要です。ですが、コンクリートなどに覆われた都市部では、最低気温が25℃以上の「熱帯夜」となる日が、ひと夏で30日を超える年も珍しくありません。睡眠不足で朝を迎える人も多いと思います。
産業技術総合研究所の玄地(げんち)さんらが、昨年8月に実施した調査(500人対象)によると、48.8%の人が睡眠障害と判定されました。午前0時の外気温との関係を調べてみると、26℃以上だと、1℃上がるごとに睡眠異常となる人が約3%ずつ増えていくそうです。
最近では、体感温度を3℃下げる冷却ジェルパッドも販売されているので、利用するといいと思います。
眠りは、夜に入って体の中心部の温度である「深部体温」が下がることで、ホルモンの一種「メラトニン」分泌量が増えて起こります。しかし、高温多湿の環境では、深部体温が下がらず、メラトニンの分泌量が減ってしまいます。
「だから寝る前に一度体温を上げて、深部体温を下げやすい環境にすることがコツ」と、スリープクリニック調布院長の遠藤さんは指摘しています。
そこで深部体温を上げるお手軽な方法をご紹介します。
- 就寝3時間前の軽い運動
- 就寝約40分前にぬるめのお湯で入浴
これで、深部体温が下がりやすくなりますが、除湿器で寝室の湿度を下げたり、布団を乾燥させたりすると発汗が促され、体温の低下を助けます。
また、以前から安眠効果に言及しておりました、アミノ酸の一種である「グリシン」も深部体温を下げる物質として注目されています。
味の素などの研究によると、グリシンを摂取すると体の表面の血流が増え、熱の発散が促されていることが確認されました。軽度の不眠症患者に2週間飲んでもらったところ、睡眠が改善し、翌朝の活動量が増加しました。東京大名誉教授の高橋さんも「就寝前にグリシンを摂取し、睡眠改善の一手段として活用してほしい」と話してします。
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