2009年3月19日アーカイブ
ヤフーニュースで紹介された、雑誌記事の抜粋です。
以下、引用します。
まだまだ肌寒いですね。この前、友人の家に遊びに行ったら、信じられない光景を見ました。なんと彼、羽毛布団の上に毛布を掛けて寝ていたのです。これって変だと思いません?僕は毛布が下が正解だと思ってたんだけど…毛布の方が肌触りもいいし。
「睡眠中の保温効果と快適さを考えた場合、正解はご友人の方ですね。化学繊維を使った一般的な毛布は、汗を吸収・発散しないので、体の上に直接掛けるのは、あまり好ましくないのです」(睡眠環境コーディネーター・中野祐三子さん)
確かに、汗をかくと毛布がムレて気持ち悪いですよね。結果、朝になったら毛布を蹴っ飛ばしていたなんてことも。そうか、毛布が上が正解なのか。
「特に羽毛布団の場合は気をつけましょう。というのも、羽毛布団の羽毛は人の体温により広がります。広がることで布団の厚みが増し、保温性が高まるので、羽毛布団は体に直接触れている方がいいのです。そしてその上に毛布を掛けて熱を逃がさない。これが正しい掛け方。ただ毛布が重い場合は羽毛が潰れてしまいますので、その場合はむしろ毛布は掛けない方がいいでしょう」
中野さんによると、羽毛布団が一般に普及したのはここ15年くらいのことで、知識が十分に広まっていないのだとか。
「羽毛布団は“保温性に優れ、汗を吸収・発散し、軽くて寝返りが打ちやすい”という良い寝具の条件を満たしているため、睡眠中の体温調節がスムーズに行えます。オールシーズンで活躍してくれますね」
とはいえ良質な羽毛布団は高価…。これからの季節におススメの寝具はあります?
「これからの季節に好まれるタオルケットですが、実は肌にまとわりつきやすく、湿気や水分の発散性が低いので、あまりおススメできないですね。通気性があり、肌接触面積の少ないガーゼ織やワッフル織のケットが適していると思います」
なるほど。寝具を活用して、快眠な日々を送りたいですね。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
ここまで
心と身体を休めるために、いろいろと知識を身につけて、ゆっくり熟睡したいものですね。