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2009年4月 7日アーカイブ

口呼吸は歯の健康とも無関係ではありません。口が乾燥して唾液の分泌量が減り、ドライマウスになると、口臭の原因になったり、虫歯や歯周病を進行させたりすることもあります。クラジ歯科医院の倉治ななえ院長は、「呼吸で口が常に開いている人の歯を診ると、開いた形に歯垢がついていることがあります」と言いいます。

口内が乾燥すると虫歯菌が増殖し歯垢となって歯に付着することがあります。さらに、呼吸をしていると、これが乾いてこびりついてしまいます。こうなると歯磨きでも取りにくくなってしまうのです。そのため、開いた口の形に歯垢が残ってしまうのです。

鼻がつまって口呼吸になっている場合は、耳鼻咽喉科の治療をおすすめします。しかし、「口輪筋」が弱く、ぽかんと開いてしまう人も少なくないそうです。幼児の場合、放置すると歯並びに影響することもあります。

これを改善するために、倉治院長が患者に指導しているのが、「アイスバートレーニング」です。アイスキャンディーのバーを上下の唇に挟んで数分間維持します。簡単なようですが、口輪筋の弱い人には意外とつらいトレーニングです。

これができるようになると、次に、糸を通したボタンを使った「ボタントレーニング」を行います。上下の歯と唇の間にボタンを挟んで糸を強く引きます。唇に力を入れ、ボタンが取れないようにするのがコツです。同様のトレーニングを行い、さらに、小顔になる効果もある器具などもあるので、利用してみるのもいいかもしれません。

「口の周りの筋肉が鍛えられると、口が閉じるだけでなく、笑ったときにほおが上がりやすく、明るい表情になる。美容やアンチエージングの面でも効果があります」と倉治院長も話しています。

こうしたトレーニングと平行し、姿勢を正して背筋を伸ばすように務めると、鼻呼吸が楽になります。

ただし朝晩3分程度から始めるのが良いでしょう。笑顔と若さを保つためには地道な努力が必要ですが、極端なやり過ぎは、しわの原因になるそうなので、ご注意ください。

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