2009年10月31日アーカイブ
靴選びには、まず自分の足のサイズを知ることから始めたいものですね。日本靴小売商連盟事務局長の佐宗秀行さんは「足の大きさは、足の長さを表す『足長』、親指の小指のそれぞれの付け根の幅を表す『足幅』、足幅の周囲を表す『足囲』がある」と話しています。
足長はかかとから一番遠い指で測ります。日本人に多いのが、親指が一番長いエジプト形と呼ばれるタイプです。次いで第2指が長いギリシャ形、どちらも同じくらいのスクエア形の計3タイプがあります。
靴のサイズは通常、足長と足囲(男性A~G、女性A~F)で表されます。例えば「男性25.0E」の場合、足長が25センチで、足囲は243ミリを表します。足長は0.5センチ刻み、足囲はAが一番細く、6ミリ刻みで増えていきます。佐宗さんは「同じ足囲でも、甲が高い人も平たい人もいる。左右で大きさが異なる人もいるので、必ず両足で試し履きすること」とアドバイスしています。
靴選びの主なポイントについて、佐宗さんは主に下記のようなことを挙げています。
- 指が締め付けられず、爪先に1センチぐらいの余裕がある
- かかとがきつかったり、緩くて抜けたりしない
- 甲がしっかりと固定されている
かかとと甲がぐらついてしまうと、足の指が踏ん張ったり、前に動いて爪先に圧力がかかる原因となってしまいます。
ビジネス用の靴を休日に買う際、暑い綿の靴下などを履いていると、サイズが違ってしまうこともあります。ビジネス用の靴下を持参することをおすすめします。
一方、スニーカーなどのカジュアルな靴は、運動靴が元になっています。運動靴は、爪先に余裕を持たせず、ぴったり履くのが基本です。このためカジュアル靴で爪先に余裕を持たせて選ぶと、ビジネス靴より大きめのサイズになることがあります。最終的には履き心地を優先して選んでいただくことがベストです。
とはいうものの、忙しくてなかなかビジネスシューズを買いに行けない方には、こちらのビジネスシューズ3点セットがおすすめです。「夢をかなえるゾウ」をご覧の方はご存知かと思いますが、できるビジネスマンは足元にも気を使うものです。