2009年11月28日アーカイブ
兵庫県淡路島に国内で唯一の公的な断食施設「五色県民健康村健康道場」があります。
心身相関を良くする断食には、ダイエット目的以外にも、リウマチ、うつ病、アトピー性皮膚炎などにも効果があるそうです。
断食中は、のんびり過ごしているつもりでも、体は生命を維持するための機能を総動員しています。例えば、脳に必要な糖分は断食後半日で尽きますが、盛んに分泌される副腎皮質ホルモンが筋肉から作り出します。そのほか臓器に必要なエネルギーは、自律神経が働き、おなかに蓄えた脂肪を分解して確保します。また、感受性も強まり、涙もろくなったりするようです。
さらに断食が続くとモルヒネ作用のあるホルモンが上昇し、爽快感がえられます。
一時的に栄養を断つことで、自身の持つ生命力を活性化させ、心身を健康にするのが断食療法の理論なのです。
断食後、急に元の食事に戻すと、飢餓状態に合わせた体は対応できず体調を崩しかねません。断食と同じ日数をかけ、低塩分・低カロリーの回復食で徐々に元の状態に戻すことが必要なのです。
医学管理が厳重な施設で、専門医の指導のもと、断食してみることをおすすめします。ちなみに、同施設の費用は、5泊6日で約9万7000円だそうです。