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2009年12月16日アーカイブ

新型インフルエンザの流行で、手荒れに悩む人が増えています。頻繁な手洗いやアルコール消毒による肌の乾燥が原因です。皮膚科医の野村有子さんは「例年、夏場の手荒れは、主婦や美容師など水仕事をする人に目立ちますが、今年は年齢、職業を問わず多くみられました」と話しています。

本格的な冬を迎え、肌荒れへの不安は募ります。皮膚が荒れると雑菌も繁殖しやすくなりますので、肌に優しい手洗いの方法をご紹介します。

まず、ぬるま湯を使い、強くこすらずに洗うのが基本です。指の間や爪の周りも丁寧に洗ってください。ハンドドライヤーは、指先を乾燥させがちなので、清潔なタオルで押さえるようにふくとよいでしょう。

また、手洗いのたびひ、こまめにハンドクリームを塗ることをおすすめします。マッサージで血行を促せば、さらに保湿効果がアップします。

ユースキン製薬の高島俊継さんによると、ハンドマッサージの方法は、まず、クリームをたっぷりと手の甲に載せます。次に、手の甲同士をすり合わせて広げたあと、手のひらと甲をすり合わせて、クリームを満遍なく伸ばします。さらに、指を一本ずつ軽く握って引っ張り、指のわきにも塗ります。

ハンドマッサージの方法

hand_m.jpg

滑りが悪くなったら、クリームを追加します。爪の周りにも塗り、爪の横と生え際を親指と人さし指で軽くつまんで押します。

意外に乾燥しやすいのが、指のまたです。両手の指を組んで、クリームを塗りながら刺激するとよいでしょう。親指の付け根は凝りやすいので、指圧してほぐします。仕上げに、手首からひじにかけて、数回往復してさすります。

指先やひじなど、角質化して硬くなっている部分には尿素入り、あかぎれには血行を促すビタミン入りなど、症状に合ったクリームを選ぶことも大切です。

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