果物で高血圧対策
冬は血圧が上がりやすい季節です。寒さで血管が収縮し、血液を流す強い力が必要になるためです。ただでさえ血液が流れにくくなっている高血圧の人は、血管が破れたり詰まったりして脳卒中や心筋梗塞を起こしやすくなります。
2006年の厚生労働省の推計では、国内の高血圧患者は約3970万人で、血圧が高めの〝患者予備軍〟は約1520万人に上ります。
高血圧の原因の一つが塩分の多い食事です。日本人の成人一日あたりの食塩摂取量は平均10.9グラムです。厚労賞は10年までに男性は10グラム、女性は8グラム未満に抑えることを目標としていますが、これは健康な人の話です。高血圧患者は6グラム未満となります。
医学博士で管理栄養士の本多さんは「気づかずにとってしまう塩分も大きな問題です」と指摘しています。
寒い季節は温かい麺類がおいしいですが、汁を飲み干すのは禁物です。ラーメンだと7~8グラムの塩分をとってしまいます。うんどやそばも4~5グラムになります。麺自体にも塩分が含まれるため、麺類はせいぜい週1~2回におさえましょう。
パンにも塩分があります。食パン1枚(6枚切り)の塩分は約0.8グラムです。マーガリンやバターを塗ると1グラムを超え、低塩の梅干1個と同じくらいになります。減塩には米飯を主食にするのが近道ですが、漬物など「ご飯の友」は控える必要があります。
逆に摂取を心がけたいのが、カリウムです。野菜や果物、海藻類に多く含まれるミネラルの一種で、血圧を上げる塩分中のナトリウムを体外に排出するのを助けます。冬野菜では、ホウレンソウや白菜、小松菜などに多く含まれています。
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また、手軽にカリウムをとれるのが果物です。本多さんは「1日200グラムを目標に」とアドバイスしていますが、目安としては、リンゴ半分とミカン1~2個を合わせた量となります。
上手な減塩ポイント
レモン、すだち、カボスなどの果汁や酢を料理にいかすと、しっかりした味わいに
ネギやショウガ、しそ、ミョウガなど香りがある野菜を使うと、薄味でもおいしく
油で肉や魚をソテーしたり、揚げたりすると香ばしさが加わり、コクのある味わいに
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