若い声で話す
ラジオドラマやゲームの出演を手がけ、一般人向けに声優やナレーターの養成講座も聞く音響監督の荒木潤子さんは「声に若やぎを与えるのは、音質よりも話し方」と話しています。
声優には、年をとっても子どもの声が出せる人もいれば、若くても大人の役が似合う人もいます。発声法を身につければ、実年齢とは関係なく、生まれつきの声質でこなす役の年齢幅が決まるといいます。
ただし、これはプロの話です。一般の方の日常会話では、話し方にある程度のスピードがあり、反応が早く、語尾まで力が入っていると若く聞こえます。
「ちゃんと声を出そう、きちんと声が前に届くようにしよう、言葉一つ一つを相手に届けようと意識するだけで変わります」と荒木さんもアドバイスしています。
声の表情が豊かな人は、声の表情も豊かです。笑顔で話すだけで声は若返ります。年をとると滑舌が悪くなりがちですが、詰まった時に言い直すだけでも改善します。
自分の声を録音して聞いてみることも大切です。話す速度を変えたり、声の高さを変えたりして録音し、他人に伝わりやすい話し方を探ります。
日ごろ、自分で聞くには、頭骨の振動を通して聞くので、実際の声よりもよく響きます。このため、録音した声を聞くと「こんなはずじゃなかった」という人が多いのです。ですが、録音した声を聞き、自分自身で改善策を考えて実行すると、声の印象は大きく変わってくるといいます。
最後に、たくさんの人と話すことです。すてきな話し方をする人と出会ったら、声の出し方、間合いの取り方などを取り入れてみてください。「相手に楽しんで欲しいと思えば、自然に声は明るくなる。気持ちの持ち方と自己研さんで誰でも声美人になれると思うのです」と荒木さんも話しています。
「若やいだ声」で話すための6か条
- 言葉の一つ一つを相手に届けようと意識する
- 語尾の力を抜かない
- 言葉に詰まった時は、言い直してみる
- 表情豊かに、笑顔で話す
- 自分の声を録音でチェックし、話し方を変えてみる
- たくさんの人と話し、ほかの人の「すきな話し方」をまねてみる
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