2010年1月13日アーカイブ
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
さて、正月休みが終り、仕事や学校が再開するこの時期は「心機一転、頑張ろう」と思う反面、「今ひとつ本来の調子が戻らない」と感じている人も多いのではないでしょうか?そんな人に、日常生活にうまく戻る方法をご紹介させていただきます。
産業医で労働衛生コンサルタントの下村洋一さんは「毎年、今ごろから心身の不調を訴える人が増え、中にはうつや脳卒中になる人もいるので要注意です」と指摘しています。
正月休みは他の連休とはかなり事情が異なっています。時期が長く、気温が低いため、屋内で過ごす時間が長くなります。食生活も普段とは違い、お酒を飲む機会も多くなります。
4~5日間も仕事から離れると色々なことを忘れ、心にぽっかり穴が開いたようになってしまうこともあります。普段とは違うストレスで調子が狂いやすくなることもあるようです。
体にも疲れがたまっています。夜遅くまでテレビを見たり、帰省や家族旅行で長時間、車を運転したりすると、生活リズムが崩れて睡眠不足になってしまいます。注意が散漫になり、通勤中の交通事故や、仕事中のけがにつながることもあります。
下村さんは「十分に睡眠をとること。眠い時は少しくらい昼寝をしてもいい。残業はなるべく避けて早めに就寝し、その代わり、朝は早めに起きることが大事です」とアドバイスしています。
寒い季節はこたつが恋しいものですが、思い切って外へ出かけてみましょう。散歩などで日光を浴びれば、体内時計が「夜型」から「朝型」にスムーズに切り替わり、さわやかな気分で一日を始められるようになります。