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2010年7月21日アーカイブ

暑い夏は黙っていても顔やわきの下などから汗が出て、不快な気持ちになりがちですが、実は、汗をかくことは良いことなのです。

汗は発汗時に熱を奪います。人間の体は、この仕組みを利用して上昇しようとする体温を一定に保っているのです。そこで、早朝のウオーキングなどがおすすめです。

しかし、せっかくかいた汗が蒸発せずに服と体の間に残るとベタベタして不快ですし、体が冷えてしまいます。なので、ゆったりしたサイズで、通気性がよく乾燥性が高い衣類を選びましょう。たとえば、化学繊維素材に特殊な加工を施し、汗が素早く蒸発する高機能の衣類などがあります。

また、汗をかくことは、運動だけでなく食事でも可能です。発汗作用がある食材といえば、トウガラシが知られています。辛み成分「カプサイシン」が能に運ばれると、発汗作用を促すためですが、辛い料理が苦手な方には不向きかもしれません。

栄養学や食べ合わせについての著作がある管理栄養士の白鳥早奈英さんは、トウガラシの代わりにショウガを勧めています。ショウガは体を温める効果があるうえ、殺菌効果もあります。夏場ならブタ肉をショウガ焼きにしたり、揚げナスやカツオに添えたりして食べるのが良いそうです。

汗をかいた後は、水分補給が欠かせません。何の対策もとらずにいると、脱水症状でめまいや吐き気を催すこともあるためです。白鳥さんは「汗と一緒にミネラルも放出されてしまうので、単なる水よりもイオン飲料が望ましい」と話しています。

イオン飲料は、市販品でなくても家庭で簡単に作ることができます。白鳥さんによると、200ミリリットルの水や紅茶、緑茶に塩をひとつまみ(0.6グラム)と、砂糖を小さじ一杯(12~15グラム)入れて混ぜるだけです。大量の水分を一気に摂取すると胃を痛めるので、1回に飲むのはコップ1~2杯分にします。さまざまな工夫で暑い夏を乗り切りましょう!

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