2010年9月13日アーカイブ
スポーツの秋です。これを機に、日頃の運動不足を解消できるトレーニングや競技に挑戦してみてはいかがでしょう。
今回は、「体を動かす」という意味をもつキンボールスポーツのご紹介です。直径122cm、重さ1キロの何ともユーモラスなでっかい球を使用します。「上手下手に関係なく楽しめますから、球技の苦手な子どもも参加すると笑顔になりますよ」と、日本キンボールスポーツ連盟事務局長の上山洋史さんは、その魅力を語っています。
バレーボールと同じく、コート内にボールを落としたら失点となります。最大の違いは、1チーム4人で3チームが同時に参加することです。コートはネットがなく、自陣と敵陣の区別はありません。
バレーのサーブにあたる「ヒット」権を得たチームは、決められた掛け声とともに球を打ち上げ、レシーブするチームを指名します。指名されたチームは、球を床に落とさないようにレシーブします。
10秒以内に3人が球に触れないと失敗となります。3人目が触れたら、その場で5秒以内に次のヒットを狙います。失敗すると、他の2チームに1点ずつ加算され、制限時間内で合計点を競うというスポーツです。
カナダ生まれの競技で、日本には1997年に伝わりました。全身を使って球を追い、大声を出すので、運動不足やストレス解消には最適です。上山さんは「小学生から高齢者まで体力に合わせて楽しめる。学生にも人気があり、世界大会も開かれているので、ぜひ挑戦してほしい」と話しています。