2010年10月18日アーカイブ
スポーツの秋を迎え、気をつけたいのが、運動中のけがです。
けがの代表格は、ねん座と肉離れです。まず、滑ったり、着地したりした際に、足首をひねって、じん帯を損傷するのがねん座です。痛み、はれ、熱などの症状が出ます。肉離れは、ダッシュやジャンプをした時、筋肉の一部が損傷します。太ももやふくらはぎで起きることが多く、ねん座と同様の症状を伴います。
いずれも、直後に適切な処置を怠れば、治りが遅くなったり、重症化したりする恐れもあります。そこで、杏林大の整形外科医、林光俊さんが応急措置としてすすめるのが、RICEです。Rは「Rest(局所の安静)」、Iは「Icing(冷やす)」、Cは「Compression(圧迫)」、Eは「Elevation(患部を高く上げる)」の頭文字からとりました。
例えば、ねん座をした場合は、患者を寝かし、タオルなどで足首を高くします。安静にした状態を保ちながら、氷を入れたビニール袋で患部を冷やし、ラップで圧迫します。冷やす時間は15~20分です。痛みがひどい場合は専門医に診てもらいましょう。こうした処置は現場で必ずしも浸透していないようで、林さんは「指導者もぜひ覚えてほしい」と話しています。
最後に参考サイトをご紹介します。医療器具メーカー「日本シグマックス」が運営する「スポーツER」です。
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