2010年11月 9日アーカイブ
コーヒーをよりおいしく飲むためには、どうすればよいのでしょう。コーヒー販売会社キーコーヒーのコーヒー教室でインストラクターを務める金井育子さんに聞くと、「鮮度が命です」という答えが返ってきました。
コーヒー豆には脂肪分も含まれます。空気中の酸素に触れると脂肪が酸化し、風味が落ちるだけでなく、体にも良くない可能性があります。金井さんは「豆の状態では開封後1ヶ月、粉の状態では2週間のうちに飲みきるのがいい」とアドバイスしています。
コーヒーメーカーを使っている人は、長時間の保温は避けましょう。30分以上保温すると、煮詰まって不快な酸味が強くなります。また、できたてのコーヒーの表面に張っている油膜は、ぬるくなったものを温め直すと酸化するため、新しく作り直した方がいいようです。
コーヒー豆で売られている品種の大半は「アラビカ種」です。産地の気候や高度などで味や香りに微妙な違いが生じますが、成分としてはほぼ同じです。砂糖をつい入れがちな人は、浅煎りで苦味の少ないコロンビアやモカ、ブラジルがお勧めです。クリームを入れて苦味や酸味を抑えてもいいでしょう。
コーヒーはもともと薬として使われたとされています。過度な期待は禁物ですが、深い味わいと香りに身をまかせるのも悪くないでしょう。
また、コーヒーの香りでストレスをリセットし、その後、カフェインの効果で再度仕事に集中することができるので、仕事中のコーヒー休憩もお勧めです。
コーヒーをおいしく健康に飲むコツ
- 開封後は早めに使う(豆なら1ヶ月、粉なら2週間)
- 抽出後30分以内に飲む
- 長時間の保温、温め直しは厳禁
- 糖分を減らすには苦みの少ないコロンビアやモカ、ブラジルを
- 胃酸過多の人はクリームを入れて保護