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2011年1月25日アーカイブ

足の裏は、季節を問わず1日コップ一杯程度の汗をかきます。ブーツなどの蒸れやすい靴をはく機会が増える冬場は、足の臭い対策がより大切になります。

なぜ、足の裏にたくさんの汗をかくのでしょうか。体臭治療を専門とする五味クリニック院長の五味常明さんは「手のひらと足の裏に汗腺が集中しているためで、人間が進化する前、4本足で歩いていた頃の名残。敵の動物から逃げるため、緊張すると手足に汗をかき、滑らずに木につかまるなどの行動が取りやすくなっている」と語っています。

汗を多くかくと、足裏の角質が柔らかくなって剥がれます。すると、これを栄養とする雑菌が繁殖し、皮脂腺から出る分泌物と混ざって臭いが発生します。

特に女性が、ストッキングにブーツを履いて夕方まで過ごすと、足の雑菌量は朝の23倍に急増するといわれています。靴下に革靴で過ごす男性(朝の4倍)よりも、はるかに多くの雑菌を繁殖させてしまいます。

そこで、最近、足の消臭対策用の商品が次々と登場しているので、これらを適切に利用しましょう。

足用の消臭剤は、足に塗ったり吹き付けたりしるタイプや、足をふくシートなど様々なタイプから選べます。雑菌の繁殖を抑えるミョウバンなどの成分を含んだものも発売されています。

体につける消臭剤の中には、常在菌を過剰に殺し、別の菌を増やして逆効果になるものもありますが、足は雑菌が特に多いので、市販品を使っても問題はありません。

また、足の臭いを気にしすぎると、緊張で汗がますます増えてしまいます。消臭剤には、使うことで安心感を得られる作用もあり、お守り代わりにバックに忍ばせておくのもよいかもしれません。

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