2011年4月12日アーカイブ
春から進学や就職で一人暮らしを始める人も多いでしょう。心身の健康を保つためにしっておきたいことを紹介します。
慣れない環境で、帰宅すればひとりぼっち、気持ちがめいるかも―。「落ち込んだ時には日記をかいて」と勧めるのは、企業や大学で心の健康について助言しているライフバランスマネジメント研究所代表の渡部卓さんです。書くだけで気分が少し軽くなるといいます。
ショックだった出来事やそのときの気分、なぜそう考えたのか、もう一人の自分ならどう思うかなどを思うままに書く。同じ状況で別の考え方はないか、考え方を変えたら気分がどう変化するかをチェックでき、気持ちが切り替わります。「上手に書こうと思わず、メモのように気負わずに書きましょう」と渡部さんは話します。
歌うことも効果的です。歌詞にある「好き」「ありがとう」「~したい」など、日常生活では言葉にしにくい感情表現を口に出すことで、心にしまい込んでいる感情が解放されてすっきりします。時には一人でカラオケに行き、涙を流してもいいでしょう。携帯電話の待ち受け画面を緑の写真にしたり、暖かくなれば森を歩いたりするのもリラックスにつながります。
「だだし、遅刻が2週間程度続き、不調が著しい場合には産業医や大学の健康管理センターなどに相談を」と渡部さんは話しています。
一人暮らしで心の健康を保つには
- マイナス評価をうのみにして悩まない
- 自分を他人と比較しない
- 同僚や級友との共通点を探して話題にしよう
- 緊張の場面では複式呼吸
- 毎日いくつも自分を褒めよう
- トラブル時はメールよりも直接話す
- パソコンもテレビも見ない日を設けよう