美健伝道師: 2008年8月アーカイブ
お盆休みに親戚から冬虫夏草の薬酒をいただきました。
調べてみると、冬虫夏草とはかなりすごいらしいです。簡単いうと昆虫や幼虫から生えたキノコのことです。本来は、コウモリガの幼虫(イモムシ)から生えた一種類のキノコのことを冬虫夏草と呼んだそうですが、現在は、昆虫や幼虫全般から生えたキノコの総称となっています。
その名のとおり、冬は虫でも夏になったら植物になったというわけですね。
ちなみに、私が頂いたのは、カメムシタケといって、カメムシから生えた冬虫夏草です。
冬虫夏草が知られるようになったのは、ガンに対する薬効成分です。しかし、高価でなかなか手に入らない物で、一般には浸透しませんでした。抗ガン作用に肝しては、マウス実験による報告で、「エルゴステロール・パーオキサイド」というコレステロールによく似た形の物質が、ガン細胞を強烈に攻撃するという働きだということがわかりました。この物質以外にも冬虫夏草には、ガラクトマンナンなどの多糖類が含まれています。これは他のキノコの多糖類と同じように、免疫系を刺激して抗腫瘍活性をもたらすもので、これらの含有成分が相乗的に人間のガン細胞に働いて、強力な抗ガン作用をもたらすものと考えられています。
さらにいうと、高血圧・糖尿病・精力増強・疲労回復・心臓病などにも効果的であることがわかってきました。
日本でも冬虫夏草はとれますが、はやり、かなり貴重です。私の親戚は、自分で冬虫夏草を取ってきて、薬酒を作っていますが、一日中山に入ってたったの5個くらいしか見つけられないと言っていました。
ですが、冬虫夏草のおかげで体調もいいらしく、元気に仕事もできて山にも行けるそうです。
国内で取れる冬虫夏草の写真が掲載されてるサイトがありますので、興味があればご覧ください。
暑さに屈しないためには、睡眠も重要です。ですが、コンクリートなどに覆われた都市部では、最低気温が25℃以上の「熱帯夜」となる日が、ひと夏で30日を超える年も珍しくありません。睡眠不足で朝を迎える人も多いと思います。
産業技術総合研究所の玄地(げんち)さんらが、昨年8月に実施した調査(500人対象)によると、48.8%の人が睡眠障害と判定されました。午前0時の外気温との関係を調べてみると、26℃以上だと、1℃上がるごとに睡眠異常となる人が約3%ずつ増えていくそうです。
最近では、体感温度を3℃下げる冷却ジェルパッドも販売されているので、利用するといいと思います。
眠りは、夜に入って体の中心部の温度である「深部体温」が下がることで、ホルモンの一種「メラトニン」分泌量が増えて起こります。しかし、高温多湿の環境では、深部体温が下がらず、メラトニンの分泌量が減ってしまいます。
「だから寝る前に一度体温を上げて、深部体温を下げやすい環境にすることがコツ」と、スリープクリニック調布院長の遠藤さんは指摘しています。
そこで深部体温を上げるお手軽な方法をご紹介します。
- 就寝3時間前の軽い運動
- 就寝約40分前にぬるめのお湯で入浴
これで、深部体温が下がりやすくなりますが、除湿器で寝室の湿度を下げたり、布団を乾燥させたりすると発汗が促され、体温の低下を助けます。
また、以前から安眠効果に言及しておりました、アミノ酸の一種である「グリシン」も深部体温を下げる物質として注目されています。
味の素などの研究によると、グリシンを摂取すると体の表面の血流が増え、熱の発散が促されていることが確認されました。軽度の不眠症患者に2週間飲んでもらったところ、睡眠が改善し、翌朝の活動量が増加しました。東京大名誉教授の高橋さんも「就寝前にグリシンを摂取し、睡眠改善の一手段として活用してほしい」と話してします。
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むくみ予防に役立つのが、弾性ストッキングです。普通のストッキングより、編み方や素材を工夫し、足をしめつける機能を強めたものです。「段階圧力ソックス」などの名前で市販されています。
むくみは、足に血液が滞り、水分の循環が悪くなって起こります。弾性ストッキングは、足全体を圧迫することで、血液をためず、心臓の方へ戻しやすくする効果があります。
「段階圧力ソックス」などの商品には、圧迫圧(足を圧迫する力)が、ヘクトパスカルで表示されています。数字が大きいほど、圧迫圧が強いということになります。
「足のむくみ予防研究会」の世話人で外科医の平井正文さんは、健康な女子大生を対象に、弾性ストッキングの効果を確かめました。圧迫圧が強いほど、むくみを予防する効果も高かったが、はきにくかったそうです。なんだか今話題のレーザーレーサーを思い浮かべてしまいますね。
平井さんは「立ち仕事が続くなどむくみやすい人は26hpa前後、それ以外のむくみの軽い人は13hpa前後の商品が良いでしょう。ひざ下までのハイソックスタイプが手軽でいいですね」と勧めています。
着用時には、しわになったり、ずり落ちたり、まくれあがったりしないように注意してください。一箇所に圧力が強くかかって足に食い込むと、血行障害を起こす危険ががあるそうです。はいた後に「痛い」「しびれる」「足の指の色がおかしい」などを感じた時には脱いだほうがいいでしょう。また、長いからといって、ストッキングを切ったり、折り曲げたりすることも厳禁です。