美健伝道師: 2010年9月アーカイブ
スポーツの秋です。これを機に、日頃の運動不足を解消できるトレーニングや競技に挑戦してみてはいかがでしょう。
今回は、「体を動かす」という意味をもつキンボールスポーツのご紹介です。直径122cm、重さ1キロの何ともユーモラスなでっかい球を使用します。「上手下手に関係なく楽しめますから、球技の苦手な子どもも参加すると笑顔になりますよ」と、日本キンボールスポーツ連盟事務局長の上山洋史さんは、その魅力を語っています。
バレーボールと同じく、コート内にボールを落としたら失点となります。最大の違いは、1チーム4人で3チームが同時に参加することです。コートはネットがなく、自陣と敵陣の区別はありません。
バレーのサーブにあたる「ヒット」権を得たチームは、決められた掛け声とともに球を打ち上げ、レシーブするチームを指名します。指名されたチームは、球を床に落とさないようにレシーブします。
10秒以内に3人が球に触れないと失敗となります。3人目が触れたら、その場で5秒以内に次のヒットを狙います。失敗すると、他の2チームに1点ずつ加算され、制限時間内で合計点を競うというスポーツです。
カナダ生まれの競技で、日本には1997年に伝わりました。全身を使って球を追い、大声を出すので、運動不足やストレス解消には最適です。上山さんは「小学生から高齢者まで体力に合わせて楽しめる。学生にも人気があり、世界大会も開かれているので、ぜひ挑戦してほしい」と話しています。
果物には豊富な栄養素が含まれています。厚生労働省と農林水産省が2005年に作成した「食事バランスガイド」でも、毎日適量を欠かさず取ることを勧めていて、目安を1日200gとしています。
ところが、国民健康・栄養調査(2008年実施)によると、果物類の摂取量は116.8gと半分程度です。特に30歳代は約70gと非常に少ないです。
医学博士で和洋女子大学長の坂本元子さんは「もともと日本の食卓では果物を並べる習慣がなく、嗜好品(しこうひん)として扱われていた」と指摘しています。果物に含まれる栄養素は、野菜などと同様に健康に役立つものなので、ぜひ、食事にも取り入れて欲しいと思います。
坂本さんは果物生産団体や消費者団体などで作る「果物のある食生活推進全国協議会議」の委員も務めています。同協議会で「毎日くだもの200g」という運動を行っています。
果物ごとの200gの目安は下記の表の通りです。「結構量があるので、まずは少しずつでも、毎日食べることから始めるのが大切」と坂本さんは話しています。
このほか、調理を工夫するのもいいでしょう。坂本さんのお勧めは肉料理に果物を取り入れることです。鶏肉をオレンジで煮たり、ホークソテーにリンゴすり下ろしのソースをかけたりすると、肉がやわらかくなり、食べやすくなるそうです。
同協議会のサイトでもレシピを紹介してます。
⇒ 果物のある食生活推進全国協議会議
果物といえば、私は、朝食を果物のみにするナチュラル・ハイジーンというダイエット効果も期待できる健康法を推奨しています。詳しくはこちらのレポートをご覧下さい。
⇒ 誰でも簡単スリム!非常識な超健康科学
果物200gの目安
ブドウ・・・1房
温州ミカン・・・2個
バレンシアオレンジ・・・2個
モモ・・・2個
リンゴ・・・1個
カキ・・・2個
ニホンナシ・・・1個
バナナ・・・2本
運動の最中や就寝時にふくらはぎや太もも、足の裏などの筋肉が急にけいれんして激しく痛むのが「こむら返り」です。高齢者や妊娠、糖尿病の患者らがなりやすいですが、普通の人でも起こります。
原因は準備運動不足や、爪先立ちなど足に負担がかかる無理な姿勢、体内のミネラル分の不足などが挙げられますが、分かっていないことも多いのです。ですが、予防や改善につながる方法がいくつか知られています。
その一つが足の〝ツボ〟押し!
膝関節の外側に出っ張った骨【腓骨(ひこつ)小頭】があり、その数センチ下に小さなくぼみがあります。陽陵泉と呼ばれ、足の筋肉と関係が深いツボとされています。福岡大病院東洋医学診療部長の向野義人さんは「運動前や寝る前に、このツボを親指で20秒ほど押すと、こむら返りの予防や症状緩和に役立つ」と勧めています。
力加減は「少し痛いな」と感じるくらいがちょうどよく、苦痛を覚えるほど強く押す必要はありません。
米粒にテープをつけて、ツボに張ってもいいそうです。ツボ押しは簡単で危険性も少ないので、ぜひ、お試しください。