夢の方程式

日本の近代資本主義の父といわれる大実業家で渋沢栄一という人がいます。江戸末期から明治前半に活躍し、生涯に500社以上の会社設立に関わり、商工会議所の設立や第一銀行の原型をつくった人物です。
埼玉県深谷市出身で、深谷市のレンガ産業の育成も渋沢栄一によるものです。
ここでつくられたものが、東京駅の赤レンガとしてつかわれています。そんな渋沢栄一の教えのなかで「夢七訓」というものがあり、夢を実現させる手順、目標を達成する法則が集約されています。

●夢なき者は理想なし ●理想なき者は信念なし ●信念なき者は計画なし ●計画なき者は実行なし ●実行なき者は成果なし ●成果なき者は幸福なし ●ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず

まずは夢がないとなにも始まりません。それから少し具体的にして理想となります。信念とは夢や理想を持ち続けることです。
それによって一週間後、一ヶ月後、一年後の計画がたったら、あとは実行するだけです。成果や幸福はおのずと手に入るでしょう。「夢七訓」とは成功するための「夢の方程式」です。