島田紳助と綾戸智恵

先日、「人生が変わる1分間の深イイ話」という番組(木村拓也のCHANGEの裏)で、島田紳助さんと綾戸智恵さんが共演しておりました。(紳助さんの番組は、勉強するためにいろいろ見てます)

綾戸さんのエピソードで、ラジオ番組に出演した際、人生に悩んでいる人へ熱いメッセージを送ったという話がありました。

綾戸
「悩むいうこと自体が やっぱりゆとりがあんねん、もう。あんさん、海でおぼれそうになって悩みまっか?ただ行くでしょう!」
「陸はどこやー?いうて泳ぎ続けるよね。止めたら死ぬよね。」
「溺れそうになったら早よカメ見つけなはれ」
「カメの背中にへばりついて竜宮城行きまんねん!」

この話は全員一致で深イイ話となりました。

これに対し、引き出しの多い紳助さんも同様のエピソードを披露しました。会社経営をしている大阪の友人に悩みを相談したら、「お前は喧嘩の最中に悩むか?」といわれたそうです。つまり、喧嘩は夢中でやっているので、悩んでいるヒマもないということですね。

とても深イイ話なのですが・・・

そもそも悩みにもいろいろあります。例えば、今日の夕飯は何を食べようなどという悩みはあまりたいしたものではないでしょう。

ですが、人生を左右するような悩みもあります。
人間は大きな決断をする前に悩みます。
そして、決断をした後は進むしかないわけです。

綾戸さんの場合は、40歳でジャズシンガーとしてデビューしたわけですが、それを決断するときに、おおいに悩んだのだと思います。
そして、決断したからにはもう悩んでいるヒマもないわけです。

大阪の社長だって、今は喧嘩(会社経営)を続けているだけだと言っていたそうですが、その喧嘩を始めるときに悩んだのだと思います。

例えば、夢を追いかけたいけど、生活もしていかなくてはならない。
そんな時に人は悩みます。

そして、夢を追いかけると「決め」たらつき進むしかありません。

この「決め」をするために人はいろいろと悩むわけです。
そして、この「決め」をすると味方が必ず現れます。そして、一度「決め」たら、全力で突き進めば、夢の実現へ着実に近づくわけです。

「決め」をするときの判断基準で最も重要なのが、自分の内なる声です。「心の底からやりたいことは何なのか?」「心の底からやりたくないことは何なのか?」というメッセージを感じ取ることです。
つまり「心に素直に」というこになります。

「悩み」⇒「決め」⇒「ひたすら前進」

この作業を繰り返しながら、人は生きているのだと思います。

例えば、「夕飯どうしよう?」という悩みに対して、「よ〜し、俺は今日、絶対パスタを食べる」と決めた人が、実際にパスタを食べれば、一連の流れがひとつ完結します。もし、その日に食べられなかったら、次の日に食べればいいでしょう。

また、「脱サラして会社経営をしようか?」という悩みに対して、「よ〜し、俺は脱サラをしてもっと社会に役立つ会社をつくる」と決めた人は、長い年月をかけて夢に向って「ひたすら前進」するわけです。そして、「決め」はいつしか「信念」へと変わります。

綾戸智恵さんや大阪の社長のエピソードは、この「ひたすら前進」の部分に対しての話となっていますが、この一連の流れが分かるとより「深イイ話」になるのではないでしょか?

今日のひとこと
「決め」れば、迷いはない。悩んでいるヒマもない。

それにしても、あの紳助さんも悩んで友人に相談しているそうです。何かしらの悩みは誰だってもっているし、それを相談できる友人は大切にしないといけませんね。