橋本知事のイラスト入り商品

大阪府池田市の第三セクターが発売を計画している菓子の包装に、橋下徹府知事のイラストが使われ、橋本知事は、「承諾していない。肖像権・パブリシティー権の侵害の可能性もあることから、法的措置も含め具体的な対応を検討する」と抗議のコメントを発表しました。

政治家のユニークなおみやげを手がけてきた製菓会社「大藤」の担当者はこの問題に、「シャレが最も分かる土地柄なのに...」と首をかしげているそうです。

大藤では、福田康夫首相の「やっくんのビンボーくじで福が来た!まんじゅう」など、政治家の似顔絵のついたお菓子などを販売しており、安倍晋三前首相の「誕生!晋ちゃんまんじゅう」は、10カ月で約55万個を売り上げるヒット商品にもなっています。

大藤の営業課長は「『○○さんを応援したくて商品を作りました』と誠意を持って伝えれば、相手は納得してくれる。これまで苦情が出たことは一度もない」と話しています。

政治家のイラストグッズの場合、販売前に本人か後援会に商品を見せるだけで、使用料などは支払っていないということです。また、似顔絵などで明らかに人物が特定できてもフルネームは入れないという"不文律"があるとか。

今回の橋下知事のお菓子にもフルネームは入っていません。大藤でも以前に橋下知事の似顔絵がついたクッキーやタコ焼きせんべいなどを考えたが、橋下徹後援会に断られたそうです。

ちなみに、宮崎県の東国原知事のイラストグッズは県が確認しているだけでも500種以上あります。東国原知事は「自由な使用が宮崎県全体にとってプラスになる」と、知事イラストの自由使用を追認しています。

本気で地域の活性化を計ろうとしたら当然だと思うのですが・・・

橋本知事はいったい何がやりたいのでしょうか?得意の法的措置に訴えてまで、何を守るのでしょうか?本気で大阪府を立て直したいなら、東国原知事のように「私のイラストなんかでよければ、どうぞ、使ってください」というくらいのことはやって当然だと思います。

橋本知事の得意分野である法律のことはよく分かりませんが、三点式シートベルトの特許はスウェーデンの「ボルボ」が持っています。ですが、「ボルボ」は、世界中の人々の安全のためにこの技術をどうぞ使ってください。と開放しています。これにより、世界中の自動車メーカーが三点式シートベルトを装備できて、多くの人の命が救われているわけです。当然使用料を取っていたら、「ボルボ」は車など売らなくても莫大な収入を得られるわけですからね。そんなこんなで大きく社会貢献している「ボルボ」を個人的に応援しているので、車の買い替えには、ぜひ、「ボルボ車」を!

話しがそれましたが、私からしてみたら、イラスト入りの商品を作ってもらえるだけでもうらやましいですけどね。それだけ社会に貢献している証しでもありますから。

今回問題になっている商品は「大阪維新 なにわのまち お・こ・し」という岩おこしで、「なにわ」にかけて「泣いとおる・睨んどおる・笑っとおる」というイラストがプリントされているシャレのきいた商品となっております。

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