米経済誌フォーブス・アジア版が、2009年版の「日本の富豪40人」を発表しました。以前、「ユニクロ」好調の理由をお伝えしましたが、そのカジュアル衣料品専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が初めて首位になったそうです。資産額は61億ドル(約5700億円)で、前年に比べ14億ドル増え、6位からトップに上昇しました。
上位40人の資産額を見ると計695億ドルで前年(899億ドル)に比べ23%減少しました。富豪40人のうち資産が前年より増えたのは、柳井氏を含め4人のみです。また、資産10億ドル以上の富豪は昨年の29人から20人とこちららも減少しました。
昨年首位だった山内溥任天堂相談役は資産額を78億ドルから45億ドルに減らし、3位に甘んじる結果となりました。2位はパチンコ機メーカー三共の毒島邦雄名誉会長で52億ドルでした。
三共といば、桐生から伊勢崎へ工場を移転したのを覚えています。それも伊勢崎インターの開通に合わせて、インターのすぐそばへ移転しまた。
一方、私が以前勤めていた桐生の会社の目の前に本社ビルがあった平和は、スロットへの移行が遅れたため、業界トップから転落して、どこかに吸収されてしまったそうです。
時流にうまく乗ったか(時代をうまく創ったか)そうでないかが、はっきり別れた事例です。
ちなみに、元同僚からきいた話しによると、以前はゴルフへ行くために自家用ヘリコプターが平和の本社ビルの屋上から頻繁に飛びたっていたそうです。思わず「メイちゃんの執事か!」とつっこみを入れたくなってしまいます(苦笑)
平和の経営者がゴルフを楽しんでいる間に、三共の毒島さんたちは、時代を造る計画を練っていたのかもしれません。それが、今ようやく実ったのではないでしょうか。
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