儲けた金は一代で使う〜相続税の話〜

先日、税理士さんに相続税の話を聞きました。

現在は、五千万円+相続人×一千万円を超える資産があった場合、超えた分の10%以上を相続税として現金で納めなくてはいけません。

ですが、どうやら来年あたりからそれが下記のように変更されるようなのです。

三千万円+相続人×六百万円

なので、相続人が一人の場合、相続税の支払い義務が、資産六千万円以上だったのが、三千六百万円以上に変更されるということです。

ちなみに、相続人とは通常、配偶者と子どもの人数になります。

資産というのは、土地や建物、株や外資なども全部含まれます。

株の価格は、当人が亡くなった時の価値や過去六か月の平均などから計算されるそうです。
土地や建物も固定資産税の情報を元に計算されます。

注意すべきは、支払いは現金ということです。
また、税理士さんへの報酬など、諸経費もかかります。

もし、相続税分の現金が払えない場合、不動産や株などを売却して現金にしなくてはいけません。

私は、この話を聞いた時、単純に儲けた金は一代で使い切れということだと感じました。

子孫に残すには、もっと大切なものがあるのではないでしょうか。
例えば、思想とか生きる術とか・・・。

もともとお金をどう稼ぐかより、どう使うかが重要なのだと思うのです。
むしろ、その方がむずかしいのかもしれません。

いずれにしても、人は必ず死ぬものです。

資産をたくさん残した方は、事前に信頼できる税理士さんに相談するのが良いと思います。
やりかた次第で、控除の方法もあるようですので、余計な税金を支払わずにすむはずです。