3Dアイテムの連携

結局、私が最終的に揃えたアイテムは、ソフトバンクの3DスマートフォンGALAPAGOS、富士フィルムの3DカメラFinePix REAL 3D W3、ビクターの3DビデオカメラEverio(エブリオ)GS-TD1-B、それと、ソニーの3Dバイオだ。

REAL 3D W3もGS-TD1-Bも、裸眼対応の3D液晶になっているが、性能は断然REAL 3D W3の方が上である。GALAPAGOSはその中間という印象だ。

まず、それぞれのカメラでとった画像や映像をバイオにコピーしてみた。その辺は、問題ないと思う。

3D画像(MPO)の方は、バイオ付属のソフトで問題なく再生できるのだが、GS-TD1-Bの3D映像は再生できなかった。サイドバイサイドというフォーマットで書き出したブルーレイも再生できない。

サイドバイサイドは昔から使用されているフォーマットで、通常は再生機やケーブルが3D対応でなくてもテレビが3D対応なら再生できる。
一方、現在市販されているブルーレイソフトはブルーレイ3Dというフォーマットが主流だ。こちらは、再生機やケーブルも3D対応でないと3Dで再生できないようだ。ソフトを購入する前に、ご自分の環境をたしかめた方が良いと思う。

さて、バイオに取り込んだGS-TD1-Bの映像は結局、このままでは再生できなかった。
そこで、Power DVDという市販のソフトを試してみた。
無料で試したところ、3D映像を直接再生することも可能で、サイドバイサイドで書き出したブルーレイディスクも再生できた。
というこで、思わぬ出費になってしまったが、このソフトを購入した。

サイバーリンク

これで、撮って観るという一連の流れができたわけだ。

さらに、GALAPAGOSで観ることも試みた。
こちらも、USBでつないでコピーするだけで3D画像は再生できたが、映像はできなかった。

アドビのプレミアなど、いろいろなソフトやファイルフォーマットを試したがなかなかうまくいない。そんな苦労の末、やっとベストな方法を見つけたので紹介しようと思う。

それは、Windows Live ムービーメーカーを使用する方法だ。
映像のトリミングやつなぎといったちょっとした編集も可能で、最終的にWindows Phone(大)という設定で書き出す。
このファイルをUSB接続したGALAPAGOSにコピーすると、無事に再生できるのだ。また、いろいろ試した結果、画質もベストであった。

これが、今回、私が設備した3Dライフの環境である。

あと、10年もすれば、映像は裸眼3Dが当たり前という時代になるのではないだろうか。

いずれにしても、3Dに興味のある方の参考になれば、幸いである。