昨日、友人と仕事でキレる人の話しをしていて、ふと思い出したことがあります。
以前、お世話になった映像会社の方が、「この業界、キレたら終わり」と自分に言い聞かせるように話していたことです。
その方は、ビデオの撮影から編集まで、ほとんどひとりでこなしておりました。若い従業員を募集していましたが、どの人も長続きせず、入れ替わりが激しかった記憶があります。
ある意味、職人仕事ですから、一人前になるまでが大変なのです。
その方が言うには、テレビの撮影などは、特に下請けの映像会社やカメラマンの扱いがひどいらしく、ついにキレてしまった同業者で業界から消えてしまった人を何人かみてきたそうです。
なので、無理難題を言われようが、相手にキレられようが、ヘビーなスケジュールに耐えながら、続けていると言っていました。そんな状況を改善するためもあって、私が以前勤めていた化粧品会社へ営業にきたそうです。私が入社する前のことでしたけど。
その会社では、イベント用や販売員の教育用など、映像のニーズは結構ありましたからね。私が転職した理由のひとつもそこにありました。
また、仕事上で感情のままにキレるという人もおりませんでしたし、テレビ業界の人たちを相手にするより、やりやすかったと思います。
例えば、その映像会社にテレビの仕事しかなければ、どんなことでも言うことを聞かなくてはなりません。ですが、別の仕事もあれば、納得のいかないことは断る余裕も生まれてきます。
つまり、一緒に働く人を選ぶことができるわけです。
確かに、私のクライアントでもお金を払うほうが偉いと思っているのか、ビジネスの契約をした途端に態度が変わった人もおりました。
ですが、契約した以上、相手がどんなにキレようとも、こちらはやることをキッチリやって、請求書を送るだけです。
なにはともあれ、一緒に働くなら、せめて、感情をある程度理性でコントロールできる人がいいと思います。
いろいろな知識もあって、波動も合って、お互いの能力を引き出し合えればもっといいですけどね。そこは、お金を払う側も各種サービスを提供する側も同等ではないでしょうか。
世の中には、本当にキレて当然という仕事しかしない会社もあるでしょうが、それを除外した場合、キレるクライアントは、ご自身の勉強不足を棚に上げて、よく確認もせずにキレているようです。後で状況がわかると、気まずそうにしています。
このような勉強不足のクライアントを相手にした時は、決別も覚悟し、毅然とした態度をとることで、さらに良いクライアントと巡り合うことができるのだと思います。
楽しく仕事をするためには、無理に波動が合わない人と組まなくて済むように、しっかりと自分磨きをしなくてはいけません。
類は友を呼ぶものです。
やっぱり何事も楽しいことでないと長続きしませんからね(^_-)
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