12月4日ガイアの夜明け:ニッポンの農家

10周年企画 「ニッポンの生きる道」第7弾 ヒット商品を生み出す ニッポンの農家

放送概要
日本の農業の危機が叫ばれて久しい。輸入食品との価格競争、後継者不足、高齢化問題・・・。さらにTPP参加によって農作物の貿易自由化が始まれば、壊滅的な打撃を受けるとの声もある。しかし、そんな中、「農業を儲かる産業にしたい!」と意気込む農家が次々に生まれている。彼らは、ただ農作物を作るだけはない。自分で丹精込めて作った農作物を、消費者の目線で付加価値のある商品に加工し、販売にも責任を持つ。そうすれば価格決定権も自分で持つことが出来、儲かる仕組みを作れるというのだ。すでにヒット商品が数多く生まれている。
その視線の先には、世界の市場が広がっている。これまでのように"守る"農業ではなく、積極的に世界に打って出る"攻める"農業へと転換。人任せにするのではなく、農家自らが海外に足を運び、世界中の消費者に自分たちが生んだ商品をPRしていく。

HOKKAIDOスイーツで世界を攻める酪農家
百貨店で人気の物産展。特に、海の幸も山の幸も豊富な北海道物産展はいつも大盛況だ。その中でひときわ人気を集めているスイーツ店がある。サングラスをかけた牛がトレードマークの「Farm Designs」。北海道の新鮮な牛乳を使ったソフトクリームやチーズケーキ、サブレまで。味はもちろん、牛をおしゃれにデザインした形も人気の秘密。実は、これらはすべてある一軒の農家が作った商品だ。
Farm Designsは北海道・厚岸郡にある家族経営の酪農家。社長の海野泰彦さん(52歳)は、25年ほど前に脱サラして夫婦で牧場を開いた。一から酪農を学び、努力の甲斐あって甘くておいしい牛乳が生産できるようになった。そんな海野さんは牧場だけでなく、敷地内にレストランを経営している。プリンやチーズケーキなど、夫婦で手作りした自家製スイーツもそろえたところ大好評。そのうち、百貨店のバイヤーの目に留まるようになり、いまや全国で開かれる物産展で引っ張りだこだ。現在、従業員は家族4人を中心に10数名。経営から商品開発、さらには物産展での売り場担当まで、すべて海野さんが直接タッチする。「僕にとって酪農家はかっこいい職業。目の前で直接美味しいと言ってもらうことがモチベーションにつながる」。
そんな海野さんの元に2年前、ビッグチャンスが訪れた。"シンハービール"で有名なタイのビール会社が、海野さんのチーズケーキをメインにしたスイーツ店を出店したいと持ちかけてきたのだ。担当者も海野さんの作るスイーツに太鼓判を押し、とんとん拍子で出店が決まった。訪ねてみると、屋台なら100円程度で満腹になる首都バンコクで、海野さんのレシピで忠実に再現した一切れ300円のチーズケーキが飛ぶように売れていた。わずか2年足らずの間に次々と新店舗も出来、この秋に6店舗目がオープンした。噂は瞬く間に周辺の国々にも広がり、シンガポールやマレーシアなどからもフランチャイズ展開できないかという問い合わせが殺到し始めた。海野さん、今回もフットワーク軽く、新しい市場を求めて飛び立った。そこで待っていた新たな展開とは・・・。
「ニッポンの農業は僕たちも気づかない競争力がある」と話す海野さん。北海道から世界へ挑む、その姿を追う。

コンニャク農家が作る"SHIRATAKI" ヨーロッパへ行く...
コメなどとともに高い関税で守られているコンニャク芋。そのほとんどが北関東で生産されている。日本一の生産地、群馬県でコンニャク農家を営む澤浦彰治さん(48歳)。「グリーンリーフ」という農業法人の社長でもある。土づくりにこだわり、有機栽培されたコンニャク芋から作られる手作りコンニャクは、都内のスーパーで、安いものの数倍の値段で売られている。さらに消費者の意見などを取り入れながら、次々とコンニャク製品を開発中。板コンニャクやしらたきなど定番モノに加え、単身者用の小さいサイズのコンニャクや、お米に混ぜて炊く粒コンニャクなど、その数およそ180種類。澤浦さんが、コンニャクの商品化を進めたきっかけは、かつて経験した芋の取引価格の大暴落だった。「コンニャクを自ら加工して売れる商品を作って販売すれば、価格決定権もこちらで決められる」。20年ほど前、釜一つで始めたコンニャク商品づくりは、今や大規模な工場を持ち、年間数億円を売り上げるまでに成長した。
そんなコンニャク農家を今、大きく揺るがしている問題がある。TPP参加問題だ。コメに次ぐ高い関税で守られてきたコンニャクだが、自由化されれば、これまでにない競争にさらされることになる。そんな状況下、澤浦さんは敢えて海外へ積極的に打って出ようとしていた。"守る"より"攻める"道を選んだのだ。手始めにこの秋、フランスのパリで開かれている食の見本市を偵察。今ヨーロッパでは空前のヘルシーブームで、低カロリー食品が人気になっていた。カロリーゼロでしかも有機で作った自分のコンニャクには商機がある・・・。そうにらんだ澤浦さんはフランスだけでなく、ポルトガルやイタリアなどにも売り込みを開始。しかし、コンニャクはヨーロッパではほとんど知られていない。空振りに終わったかに見えたヨーロッパ行脚だったが、コンニャク製品の中でも「しらたき」を扱いたいというイタリアの企業が現れた。さっそく担当者がイタリアから群馬にやってきて、「グリーンリーフ」の農場や工場をチェック。ここで澤浦さん、ある秘策を繰り出した。果たしてニッポンのSHIRATAKIは海を渡ることが出来たのだろうか・・・。
これまで"守る"農業の典型だったコンニャクで、敢えて海外へと"攻める"農家。その戦う現場をカメラが追った。

以上が2012年12月04日に放送されたガイアの夜明けの番組内容です。

リンクでも良かったのですが、リンク先のアドレスが変わってしまう可能性もありますし、もしかしたら、テレビ東京がなくなってしまうという可能性もありすので、そのまま載せることに致しました。

まず、最初に感じたのは、グローバリゼーションの波は、誰がどうやっても押し寄せてくるものなので、無駄な抵抗をする時間があったら、このお二方のように乗り切る準備をするべきだということです。

昨日の「幸せとは何か」ではありませんが、この無常の世の中で、それは常に追い求めるものなのです。

そして、現状の小さな殻は破るためにあるということです。

実際に農業は大きなチャンスに溢れていると思います。

高齢化で遊んでいる農地はどんどん増えていくわけですから。実際に、そういった農地を活用して、どんどん規模を大きくしている農家は、かなり稼いでいらっしゃいます。

なので、そういった資金を使って、先の二例のように、良質の生産⇒日本らしい加工⇒販売(海外を含む)というビジネスモデルをどんどん模索するべきたと考えます。

ちなみに、海野さんへの海外からの問い合わせは、フェイスブックを通してくるそうです。そもそも、Farm Designsの存在を知ったのもインターネットでしょうし、そういう時代なわけです。

また、澤浦さんのしらたはきは、ダイエット効果に言及したところ、ヘルシーなダイエットパスタとして、まずはイタリアで受け入れられたようです。その後、ドイツなどもに輸出が始まりました。

群馬県民としては、このSHIRATAKIPASTAが、てんぷら・すしと同じくらい世界へ羽ばたくことを願っております。

一部の志のない政治家や、それに絶望して自己保身に走る頭の良い官僚たちが、この国をどう導くのかはわかりませんが、私たちは、この地球全体がよくなるために、自分にできることをやるしかないのだと思います。

そのためには、良き未来を想い描く想像力と、そこへ向かっていく向上心と、実際にそこへ進んでいく行動力が必要です。

確かに安い商品が入ってくれば競争になるかもしれませんが、消費者にとっては、選択肢が増えるわけです。それに、地球規模で考えれば、海外の農家を支えることにもなります。

それに、例え競争になっても、やっぱり本物は残ると思います。とくにこれからの時代は。

余談ですが、私は以前、甲類焼酎を飲んでおりましたが、ある時期から少し無理して本格焼酎を飲んでおります。例え、つまみを減らしてでも。それは、健康面を考えてということもありますし、やっぱりうまいですよ。

また、もしも、本物の食材のほうが身体にも良いものだとすると、長い長い年月でみると、本物を口にしていた遺伝子が残る確率が高いわけです。

なので、私たちは、本物を目指し、本物を欲していかなくてはいけないのだと思います。

そして、いろいろな分野で何が本物かを教えていくことも重要な教育だと思います。

ニッポンの安心・安全な食文化を支えてくださっている農家の皆さまへ、感謝と応援の気持ちを込めて終わりにしたと思います。

ありがとうございました。