競争は悪なのか

以前、大阪府の橋本知事が、「競争は悪だと批判されて困っている」というようなことをどかこで言っておりました。

橋本さんは競争がお好きなようです。

ですが、理想の世界を考えれば、競争は悪とか善という以前に、存在しないものです。

スマップの曲で「世界に一つだけの花」というものがありましたが、その歌詞の中で、ナンバー1でなくオンリー1という表現をしておりました。

この曲が売れた理由は、競争なんかしないで、みんな仲良くしようよというメッセージが込められていたからだと考えます。

しかしながら、時代は、資本主義です。すなわちお金が大事な世界です。残念ながら、うかうかしていると足元をすくわれます。

例えば、ライヤーゲームというドラマがありました。プレーヤーはお互いにだまし合って、お金を奪い合うというものです。ですが、主人公たちは、気付いていたのです。そのゲームの本当の敵は、目の前の対戦相手ではなく、ゲームを運営している事務局だと。

また、牛丼のチェーン店で、松屋・吉野家・すき家などがありますが、揃って売上げを落としているようです。一方、売上げを伸ばしているのはマクドナルドです。ゲームのキャラクターを赤外線でダウンロードできたり、おもちゃのセットを販売したりと、確実にファミリー層に来店させる戦略を打ち出しています。

ちなみに、マクドナルドが子ども向けの商品に力を入れているのは、子どものうちからマクドナルドというブランドを植えつけて、大人になっても利用してもらうためです。

話がそれましたが、牛丼店は、競争する相手をもっと視野をひろげて見る必要があったように思います。

人類が競争など存在しない理想の世界に到達するのに、どれほどの時間がかかるのか、想像もつきません。輪廻転生があるとすると何度生まれ変わればいいのでしょうか?

この資本主義の時代を生きていくには、せめて、競争相手を間違えないようにしたいものです。

競争のない世界、それは、人類がひとつながりになった世界。つまりそれこそが、ワンピースなのではないでしょうか。

そうすると、現在、開催されているオリンピックなどは、ただの発表会のようになるのかもしれませんね。

とりあえず、現時点では、メダルを取れるかが重要です。
がんばれ日本!
競争好きな橋本さんも応援していることと思います。