時流は知的エンターテイメントへ

エンタの神様をはじめ、お笑いタレントのネタ見せ番組が相次いで終了している。

ネタ見せ番組出身でも、実力がないものは当然テレビ界からは消えていくわけだが、今まではその番組である程度名前を売って、その後地方営業というパターンが成り立っていた。
つまり、実力がなくても、なんとかなったということだ。

しかし、これからは、そんなチャンスも無くなってくる。これから、二流・三流のお笑いタレントにとって、厳しい時代になることが容易に想像できる。

その反対に、ここ数年、島田紳助氏をテレビで見かける頻度が非常に高くなっている。彼の番組は、トータル的に考察すると「知的エンターテイメント」と言える。
今後、中身のないネタ見せ番組にとって変わる知的エンターテイメントの番組内容は、クイズや教育といったものになると思われる。
そのために必要なスキルは、一般的な知識と場を読む能力である。

知識は本を読めばいいわけだが、場を読む能力とはいったいどんなものだろうか。

それは、コミュニケーション能力と言ってもいいかもしれない。
例えば、ひとつの番組をパズルに例えると、自分のピースの役割をきっちり果たすということである。そこでは、司会者もひとつのピースだし、ひな壇芸人も同じピースなのだ。どちらがえらいとかではなく、ひとつひとつが大事な役割ということになる。どこかが、大きすぎたり、ゆがんだりしたら、きれいな絵には仕上がらない。

これは、会社組織でも同じことが言える。社長も部長も平社員も同じピースということだ。もちろん、家族でも同じことがいえる。重要なのは、場を読む力、すなわち、集団の中で自分の役割をきっちり認識して、それを果たす力ということである。

ちなみに、紳助氏は、共演者とプライベートでも良い関係を築いている。それが番組にも良いかたちで表れていると思う。
これは、私の持論だが、公私混同しているヤツは信用できる。

これから、一流しか残れない厳しい芸能の世界を目指す人は、ネタ見せ番組がなくなって残念だが、とりあえず、島田紳助さんにかわいがってもらえば、一度くらいは、チャンスをもらえるかもしれない。
当然その後は自分の実力次第だが・・・。

夢や希望やしっかりとした理念・志をもっている方に、これだけは言っておきたい。
諦めなければ、失敗はないのである。
チャレンジし続けることが重要なのだ。

まだ、それらが見つかっていなくてもあせる必要はない。「しっかりとした理念を見い出すこと」を常に意識していれば、きっと見つかる。引き寄せの法則でいうと、その想いが強いほど、時間も短縮される。
あせらずに、自分自身の内なる声とじっくり向き合って欲しい。
心に素直に。


さて、お気付きだと思いますが、今回は、である調で書かせていただきました。
私も、そろそろそんな時期かなと思いまして(笑)
まだまだ、筆力がなく恐縮ですが、何かの学びになれば幸いです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。