高杉晋作の「おもしろきこともなき世をおもしろく」という句があります。
確かに世の中それほどおもしろいことなどないのです。
ですが、売れっ子のお笑いタレントなどは、おもしろいネタがたくさんありますよね。
それは、なぜでしょうか?
私は、インプットする意識の違いだと考えています。
例えば、志村けんのひとみばあさんというキャラがありますが、あれは実際に存在する人物がモデルになっているのです。
普通なら、気にもとめないであろう人物をおもしろいひととしてインプットした結果、あのようなおもしろいキャラが誕生したわけです。
つまり、それほど、おもしろいことなどない世の中に、おもしろいことを作っているんですね。
それには、常にアウトプットする意識というのも大事です。
先ほどのひとみばあさんに当てはめると、志村さんはモデルとなった人物をどこかで自分のキャラにしたいなと思いながら、じっと観察していたはずです。実は、このアウトプットを意識しながら、インプットするということは、成功者が自然とやっていることなんですね。
ですが、残念ながら、我々はおもしろいことを自ら作ろうとしないで「何かおもしろいことはないかと探してしまう」のです。結局、そうそう都合よく見つかるはずもなく「やっぱりおもしろきことのなき世なんだ」となってしまうわけです。
志村さんなど、世をおもしろくする人たちを私は別の表現方法で「勉強好き」と言っています。
ただ単に街を歩いている人と、何か学びになることはないかと常に意識しながら、そうしている人には少しづつ差がついてきます。
例えば、ある会社の経営者は、飲みにでかけた時、看板などをじっくり観察しながら、街を歩いておりました。そして、数ある色の中でも最も目立つ色に気づいたのです。その後、自分の会社のチラシなどにその色を利用するようになりました。
また、私がたまに行くレストランでは、携帯会員に登録するとアイスやポテトが無料になるというサービスを少し前から始めました。こうして集めた会員に、メルマガでいろいろな情報提供するわけです。このようにチラシを入れる代わりに、携帯を利用するというのは、これからの時流になるだろうと感じました。
ちなみに、週末には必ずクーポン券付きのメルマガが届くので、数ある飲食店の中から自社の店舗を上手にアピールできています。(あまりしつこい携帯メールは逆に嫌われるので注意も必要です)
このように、インプットする意識をしっかりともっていると、普通に日常生活しているだけで、いろいろな情報が入ってきます。結局、おもしろいことや学びを得られることは、誰もが見逃しているだけで、日常にたくさん潜んでいるのです。
また、インターネットを使えば、誰でも簡単にアウトプットできる時代です。なので、どこかでアウトプットすることを意識しながら、日常生活を送ることもおもしろいことをインプットする秘訣です。
ぜひ、あなたも「おもしろきこともなき世をおもしろく」してみてはいかがでしょう。
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