アップデートする人としない人

「アップデートしました」

以前、放送していた「ATARU」というTBSのドラマの中で使用されていた台詞です。

家政婦のミタの「承知しました」くらい流行らせようとしていたようですが、そこまではいきませんでしたね(^_^;)

さて、結局、同じことを手を替え品を替え言っているのですが、意識的にアップデートしている人となにもしない人では、年齢と共に差がついてしまうということです。

人はいろいろな経験や失敗をしながら成長します。

私もかなりの失敗をしてきましたが、できれば失敗しないほうがいいですよね。

そこで、他人の経験や失敗をアップデートして、自分の人生に取り込んでしまうこともありだと思うのです。

その時に、重要なのは、その人が体験した事をただの出来事として聞くのではなく、その時どんな気持ちだったのかというところまで、想像して共感するということです。

そうすることで、もしも、同じような経験をしている別の人と接する機会があったら、その人の気持ちをちゃんと理解してあげられるはずです。

これは、テクニックではどうにもならない部分だと思います。

ドラマの中で、アタルことチョコザイくんは、サヴァン症候群という設定で、一度アップデートしたことを忘れませんでした。

普通、頭で覚えたことは時と共に忘れてしまいます。

ですが、気持ちというか心でアップデートしたことというのは、なかなか忘れないものなのです。

先日、離婚を経験した友人とじっくりと話す機会がありました。

世の中は、いろいろなことが起こっているものだと、改めて感じました。それこそ、私自身もずいぶんアップデートさせていただきましたよ。

なんだか気分はバツ1です。

例えば、不妊で悩んでる人だったり、また、幼い子どもを亡くしてしまった人の気持ちなども想像したります。

結局、体験していないことは理解などできないのかもしれませんが、それでもそういう方々の内心では、赤ちゃんや子どもの話題がでることすら嫌なのだろうと思います。

幸いにも私のまわりにそういう方はおりませんが、そこへ踏み込むかどうかは、非常にデリケートな問題ですし、それなりの覚悟が必要なのではないでしょうか。

世のおじいさまには、「孫はまだか」とすぐに言い出す方がいらっしゃいますが、私などは冷や冷やしますよ。当人しかわからない事情もあるでしょうからね。

基本的に、自分の失敗や不幸な経験など、あまり他人には話したくないものです。なので、そういうことを話してもらうためには、他人に信用してもらえるよう、常に誠実でなくてはなりません。

中には、私や離婚した彼のように、「この俺を踏んづけて超えていけ」と言わんばかりに勝手に失敗談を話す人もいるでしょうけどね(^_^;)

う〜ん、でも、やっぱり踏んづけられるのは嫌かな(>_<)

できれば、一緒に成長させていただきたいです。

また、繰り返しになりますが、アップデートしたことを上手にアウトプットすることも重要ですね。

ちなみに、離婚した友人は、今は恋愛する気分ではないそうで、いろいろなアニメをネットで見るのが楽しみだそうです。