リッチマン、プアウーマン第8話までの感想

いよいよ、恋におちたらのような展開になってきましたね。

恋におちたらで、ああやって見上げていたのは確かヒルズでした。

さて、物語は起承転結の転に突入しました。

他人の心理までうまく利用するロジカルライアー(論理的うそつき)の朝比奈恒介(井浦新)がとうとう本性をあらわしましたね。

ですが、そこに至るまでには、心の闇(恨みや妬みや嫉妬)との葛藤があるわけです。ダースベイダーが暗黒面におちてしまったように。

朝比奈恒介だって、本来は妹想いの優しい男なのです。永遠のNo2という言葉が彼の心を闇で包んでしまいました。

また、澤木千尋こと夏井真琴(石原さとみ)もあのまま就職が決まらずに腐っていたら、ただの詐欺師になっていたかもしれません。

少し乱暴かもしれませんが、このような理由から、私は犯罪の大きな原因は社会にあると考えているわけです。就職難だってそのひとつです。ですから、誰もが暮らしやすい世界にしなくてはいけないと思うのです。

スターウォーズで、ダースベイダーは最後に息子を助けます。強い愛情の裏には憎しみや嫉妬も生まれやすいのです。なので、誰だって暗黒面におちてしまう可能性があるのです。逆に強い憎しみや嫉妬の裏には深い愛情があるわけですけどね。そのことを忘れないように、心の闇と戦わなくてはいけません。

また、もしも、闇に支配されている人が身近にいたら、ヒカリのあたる方へ導かなくてはいけないのです。

何度も言いますが、ビジネスと恋愛は深い関係があります。恋におちたらもそういう物語でした。恋ノチカラもそうでしたね。

一度は成功するが、調子に乗ってどん底に突き落とされる。それでも逆境にくじけず、たったひとりでも困難に立ち向かう姿勢が素敵な恋愛を引き寄せる。素敵な恋愛が信頼できる仲間を引き寄せる。最後に、その仲間たちと大きな喜びを分かち合う。

これが、ビジネスと恋愛の大まかなストーリーだと考えます。そしてまた、調子に乗るっていると、どん底に落ちてしまうという繰り返しです。ただ、恋愛するのは同じ相手でも良いわけですけどね。
これは、現時点で、ずいぶん調子に乗っている朝比奈恒介にも当てはまります。

以前、私が勤めていた会社の女性社長は、「願いは叶う!奇跡は起こる!」といっていました。そう信じることは大切なことだと思います。そして、彼女は創業した会社を一代で年商30億の企業にしました。そんな社長をはじめ、リッチな女性が身のまわりにたくさんいたので、リッチというとウーマンを咄嗟に思い浮かべてしまうのです。
なので、いつもタイトルを間違えて「リッチウーマン、プアパーソン」といってしまいます(^_^;)

そして、リッチな彼女たちも素敵な恋愛をしておりました。

物語は、これから日向徹(小栗旬)と夏井真琴の愛のちからが朝比奈恒介の心の闇を照らし、闇から救い上げるというクライマックスへ向かっていきます。

リッチマン、プアウマーンの主題であるmiwaのヒカリへのように。

結局、こういうストーリーが好きなのです。

また、次回も楽しみです。