本日の読売新聞でたまたま目にした記事です。
歌手のASKAさんと恩師のとても感動的な内容だったので、そのままご紹介します。
以下、引用
福岡第一高校3年の時、ギターを始めていた僕は、髪を肩まで伸ばしていました。それが生活指導の教諭の目に留まり、「明日までに切らないと丸刈りだ」と命じられた。その話を聞いた担任の辻哲夫先生に、放課後、呼び止められ、「俺の生徒だから俺が切れと言うまで切る必要はない」。この先生には何でも話そうと思いましたね。生活指導教諭にも話してくれたようで、翌日何も言われませんでした。それ以外にも知らないところで僕らのバリケードになってくれていました。男子数人がその筋の人とトラブルになった時、1人で乗り込んで話をつけたことも卒業直前に明かしてくれました。40歳前でヒゲのない野口英世似のひょろっとした化学の先生がですよ。恰好いいでしょう。
プロになると最初に宣言した相手も先生です。歌のコンテストに応募はしたものの、6時限目と重なる。うそをついて早退するより、ちゃんと話してみようと思いました。「プロになるのか」と聞かれて、「公欠にしてやるから頑張ってこい」と送り出してくれた。卒業後、「あの時お前が『プロになります』と言い切らなかったら、公欠はなかったぞ」と聞かされました。
先生は持病があって「俺はもう長くないから生きている間にいい思いをさせろ」と授業中もよく言っていました。大学4年でデビューした時も、うまくいって喜ばせたいという思いが強かったですね。上京後も電話したりコンサートに招いたりしました。先生が亡くなって20年近くですが、今も先生の電話番号は携帯から消してないんですよ。とても恩を感じています。
(聞き手・森藤千恵)
ここまで
例え連絡することがなくても、大切なひとの連絡先は残しておきたいものですね。
ちなみに、私は久しぶりに大切な友人へメールを送ったら、あて先不明で戻ってきたことがあります(>_<)
感動的なお話しと新しいアドレスを教えてもらえなかった切なさにひたりながら、複雑な秋の一日を過ごしております。
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