ガリレオは相変わらず高視聴率のようですが、一方で批判も多いようです。
これには脚本家の福田靖さんの影響が大きいような気がします。
もともと、ガリレオシリーズは東野圭吾さんが原作の人気小説です。
ドラマ化する際に、原作者である東野さんは、湯川学役には佐野史郎さんをイメージしていたそうです。
ですが、福田さんのチカラで福山雅治さんになったのだとか。
当然、ガリレオシリーズには、原作にも大勢のファンがいるわけです。
批判の多くは、そういったファンの方々が原作との違いに不満をもっているために発生しているのだと思います。
ちなみに、龍馬伝で福山さんを配役したのも福田さんのようです。この時は、福田さんの奇抜な発想と福山さんのチャレンジ精神がとてもよい相乗効果を発揮していたと思います。
なにはともあれ、脚本家というのは、視聴率を取らなくてはいけません。
そうなると、数字の取れる福山雅治さんを配役したり、踊る大捜査線のようなインパクトのあるキャッチコピーも必要となるわけです。
ガリレオシリーズでは「実におもしろい」「さっぱりわからない」などですね。
また、ところかまわず突然数式を書き出すシーンなども、数字を取るための過剰な演出のようです。
つまり、脚本家というは、原作の世界観と視聴率との板挟みの中で仕事をしているということですね。
それが、今回のような高視聴率の反面、批判も多いという現象を生み出してるのだと思います。
私の場合、原作を読んでいなので、福田さんの脚本と福山さんの湯川学にすっかりハマっております。
今回唯一楽しみにしているドラマです。
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