安倍晋三首相は5月17日、東京都内で講演し、農林水産業の強化や民間投資の拡大などを柱とする成長戦略第2弾を発表しました。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加を控え、対策の焦点となる農業分野では、生産から加工、流通までを担う「六次産業化」を進めて農業・農村全体の所得を10年間で倍増させるとの目標を掲げました。
首相は実現に向け、自身を本部長とする政府の「農林水産業・地域の活力創造本部」を来週新設するとのことです。
私が随分前から言っていたことが、やっと実現化へ向かって動き出しました。
例えば、望遠レンズという小説の一部として紹介したコンテツがありますので、興味があればご覧ください。
⇒ 養蚕業の復活
また、ガイアの夜明けという番組で、農業をすでに六次産業として、日本の農産物を加工して世界のマーケットへ送り出している方々を紹介しておりました。それに関する記事も書いておりますので、こちらも参考になるかと思います。
⇒ ニッポンの農家
TPPへの交渉参加をピンチととらえるのかチャンスととらえるのか、これが将来大きな差を生むことは間違いありません。
以前から各産業の格差を感じておりました。特に休みもなく朝から晩まで汗水たらして働いている農家の方々に資本が流れないという資本主義のあり方はおかしいと考えていたのです。
当然、一部では規模を大きくして稼いでいる方もいらっしゃいますが、農業を六次産業としてとらえている方は、ごくごくわずかでしょう。
誤解を恐れずに言うと、それは農家の方々が国や大きな組織に頼りすぎていたために、稼げなかったというのも事実だと思うわけです。
資本主義は自由でなければいけません。これは、半世紀も前にミルトン・フリードマンが言っていることです。
今の流行りの言葉を使わせていただくと、
農家はいつ自立して、本当の意味で自由になるの?
今でしょ!
こんな感じでしょうか。
そうです。今こそ、国の援助を逆に利用し、知恵を絞りながら農業を日本の六次産業として発展させようではありませんか。。。
そうなれば、子どもたちも親の跡を継ぎたくなる立派な産業になると思います。
当然、楽(らく)ではありません。資本というのは努力したところへ流れるものです。押し寄せるグローバリゼーションの波を楽しみながら、今までの殻を破って六次産業という外界へ勇気を持って飛び出しましょう!
私も、そんな未来へ向けて、ささやかながら情報を発信していきたいと思いますので、関係者の方々におかれましては、たまに覗いていただければ幸いです。
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