誰でも分かる「光の道」構想

ソフトバンクのこのような意見広告を目にしたことはないでしょうか?

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これだけ見ても意味がよく分からない方も多いようですので、私の理解できる範囲で説明させていただきたいと思います。

そもそも「光の道」構想とは、民主党の原口さんが総務大臣だった時に進めていた構想で、日本全国に光ファイバーのインフラを整備するというものです。

現在は、かなりの範囲で、光の整備は完了しているのですが、実際、家庭までの配線がまだまだ進んでいない状況です。

それは、なぜか?

理由は簡単で、月々の使用料が高いからです。

それを月々1,150円で利用できるようにするというのが、ソフトバンクが提案するB案ということになります。

なぜ、この値段設定ができるかというと、現在のメタル回線を撤去し、光回線のみにすると、大幅な維持費の削減ができるためです。

メタル回線を撤去することに関しては、抵抗がある方もいるかもしれませんが、一般ユーザーには、それほど支障はないと思われます。
メタルは、停電の時でも通話ができるのですが、それは、予備の簡易バッテリーなどで対応可能ですし、その他、メタル特有の機能があったとしても、アダプターなどで対応可能です。当然、電話が利用できればいいという方も、回線がメタルから光になるだけで、今まで通り電話のみで利用可能です。
また、電話の歴史をみてもメタルの寿命はせまっているのです。

現在、メタルと光の両方に維持費がかかっています。それを光のみにすれば、維持費が格段に削減でき、B案の値段設定が可能になるわけです。

次に、地方を切り捨てるかどうかという問題ですが、実は離島ほどメタル回線の維持費と光回線の維持費に差がでます。10年スパンで考えると、むしろ離島こそ光を引くべきなのです。

そして、税金を使うか使わないかという問題です。

B案では、なぜ、税金を使わないでできるかというと、NTTのインフラ部門を分社化するためです。

現在、NTTは、インフラと通信事業を一社で両方やっています。これが問題なのです。実は、インフラ部門は赤字を垂れ流している状態です。それを通信部門が補っているため、光の利用料が高くなっているのです。

このインフラ部門を分社化するというのが、税金を使わずに「光の道」を成し遂げる方法なのです。

具体的に説明すると、NTT、KDDI、ソフトバンクで、1000億ずつ出資して、NTTのインフラ部門を別会社として設立します。当然、それだけでは、足りませんので、数兆円の借り入れが必要です。

ここで、思い出して欲しいのは、ソフトバンクがヴォーダフォンを買収した時のことです。信用があれば、例え1兆でも2兆でも税金を使わずに用意することは可能なのです。

こうして、無事に分社化が済むと、この会社は、日本全国、都会から田舎から離島まで光ファイバーを設備し、同時にメタルの撤去を進めていきます。
ポイントは、分社化です。完全に別会社にしてしまうと、現在のNTTの株主からまったがかかるかもしれませんが、分社化によって、株主は両社の株主となるわけです。しかも、赤字を垂れ流していたインフラ分門も莫大な利益はでないとしても、黒字になれば、株主にも大きなメリットが期待できます。

これでやっと、通信会社として、NTT、KDDI、ソフトバンクが平等な立場で戦えるようになるのです。

時期に関しては、A案は漠然と提案しているだけですが、B案は緻密な計算の上にはじきだされたものです。

事を成すには、トップダウンで、まず、期日を決めることは重要です。A案のようにボトムアップでは、いつまで経っても成し遂げられません。

今現在、菅内閣になって、総務大臣も変わってしまいました。

どうやら、NTTと一緒になって、A案を進めていくようです。

A案とB案、いったい何が違うのでしょうか?

私は、たったひとつの違いだと思うです。

それは、志しがあるかないか。

それだけです。

さて、それでは、光の道が整備された後はどうなるのでしょう。

クラウドという言葉を聞いたことは、ありますか?

直訳すると雲ということですが、サーバー群というようなイメージです。

ありとあらゆるデーターが雲のように空に浮いていて、必要な時に必要なものを引っ張ってくるということが可能になります。

まずは、学校をみてみましょう。

教科書は、iPadのような端末がひとつあるだけです。

タッチするだけで、教科が変わります。音楽などは、教科書が楽器代わりになったりします。

英語も正しい発音を教科書から学べます。

歴史などは、再現映像が見れるようになるかもしれません。

次は病院です。

個人のカルテがクラウドに保存されます。

これによって、どこに行っても情報を共有できるわけです。たとえ病院が変わっても、余計な検査をしなくてすむようになります。

患者のアレルギー情報なども瞬時に分かり、治療にも役立ちます。

また、国民一人一人に端末が支給されれば、自宅にいながら、受診できるようになるかもしれません。

かつて、電気のインフラが整備されました。

これにより、家電が飛躍的に発展しました。

これから光のインフラが整えば、その先の可能性は無限なのです。

光回線など引かなくても無線のみで十分なのでは?とう声もあるかもしれません。

ですが、無線のみでは、ますます増えるデータ通信量に耐え切れないのです。

そもそも、携帯電話会社のソフトバンクが「光の道」を唱えているということが、無線のみでは限界があるということを証明しております。

光回線+屋内の無線ランという形にしないと、膨大な情報を処理できなくなることは容易に推測できると思います。

なぜ今このようなことを言っているかというと、残念ながら世の中の動きがA案に傾きかけているのです。

ですが、志しのないものに、志しがあるものが負けるはずがないと確信しております。

ソフトバンクの志しに共感していただける方が一人でも増えれば流れも変わると思うのです。世の中を良き方向へ導くのは大いなる志ししかないのです。

ここまでざっと説明させていただきましたが、改めて伺います。あなたはA案とB案、どちらがいいと思いますか?

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最後までお付合いいただき、ありがとうございました。

追伸

強引な光回線勧誘の斬新な断り方
「光の道が整備されて1,150円になったら変更します」

このコンテツに関しまして、コピー・引用はご自由にどうぞ。出どころを明かす必要もございません。「光の道」構想について多くの方にご理解いただければ、幸いです。

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