無用の用とホクロと輪廻転生と幸福と恋愛と

無用の用というのは、私がずっと言い続けていることですが、要するに無駄はないということです。

つまり、自分の身に起こることにすべて意味があり、すべてを受け入れなくてはいけないということです。

私の尊敬する元上司が、ビジネスセミナーで、ヘソの話しをしていたのを今でも良く覚えています。

ヘソは身体の真ん中でエラそうにしております。

ですが、よくよく考えてみると、母親のお腹の中にいる10月10日(とつきとおか)の間は、それこそ大活躍したものの、生まれてしまってからは何の働きもしていません。ある意味すごいヤツです。

他の臓器や五感や手足などは一生懸命働いているのに、何もしていないヘソが身体の真ん中でエラそうにしているわけですから。

こうなると身体中からヘソのヤツめ〜と、妬まれてもしかたないような気もします。

ですが、ヘソのヤツめがいなかったら、私たちはこの世に生まれてこれなかったわけです。

つまり、身体のどんな部分にも、無駄はないということですね。

この話しの後に、元上司は、ただ、ホクロだけは何の意味があるかわからないと言っておりました。

それに対し、セミナー参加者のひとりが言っていたことが、印象に残っています。

その方は、「見分けるため」と言っていたのです。

つまり、輪廻転生があるとするなら、その魂を見分けるための目印のひとつがホクロだということです。

なんとなく怪しい世界のような気もしますが、確かに妙な説得力を感じたのを覚えています。

元上司もなるほど、と言っておりました。

さて、先日、たまたま弟とじっくりと話す機会がありました。

余談ですが、私の話しはテーマが重かったり、怪しかったりするので、弟はじっくり話せる数少ない人物なのです。だいたいの人からは、途中で変人扱いされて嫌われます(>_<)
また、彼は常識的な意見の持ち主なので、非常識な私は、その辺を逆に参考にさせてもらっています。

そんな弟に、死について聞いてみました。

彼は、死んだら極楽浄土へ行くという考え方でした。つまり、輪廻転生という考え方に対しては否定的ということです。

常識人の彼が言うことなので、そう考えている人はかなり大勢いるだろうと予想するわけです。

また、別の機会に、お寺のご住職にお話しを伺うことができました。

せっかくの機会なので、仏教についていろいろと質問をさせていただきました。

一口に仏教と言っても、いろいろな宗派があるようですし、考え方も違うようです。

さて、さて、ここから先の内容は、ご住職のお話しを参考にした、私の個人的な意見だということをご理解ください。

実際私は、なになに教の信者ということはありません。

まず、同じ仏教の中でも「南無阿弥陀仏」とお唱えする宗派はかなり古いもので、こちらは死後、極楽浄土へ行くという考え方です。

弟は、少なからず、この影響を受けていると予想するわけです。

余談ですが、たまに指輪やアクセサリーなどにも彫られている「般若心経」というのは、とても短い初級のお経だそうです。
なので、個人的な意見ですが、そういったものに、あまり大きな期待をするのは、どうかと思います。

話しを戻すと、その後、新しく「何妙法蓮華経」とお唱えする宗派が誕生します。細かくいうと、その中でもいろいろあるのですが、ここではざっくりとまとめてしまいます。

こちらは、輪廻転生を肯定しています。ただ、はっきり、魂という言葉は使っていないようです。

別の表現をすると、想いみたいものが輪廻転生するというイメージでしょうか。例えば、愛情だけでなく憎しみや恨みなども。また、直接輪廻転生する場合と、その想いが第三者を通じて伝わることもあるようです。

ご住職は、いろいろな宗派の教えをカレンダーに例えて、今の時代に通用するカレンダーを使わなくてはいけないとおっしゃっておりました。

ちなみに、スピリチュアルでは、まず魂と輪廻転生ありきですけどね。

さらに、仏様と神様の話しを少ししたいと思います。

日本ではいろいろな神様が存在しますね。その数は八百万(やおよろず)とも言われています。

そして、仏教では仏様の下に、たくさんの神様がいると考えます。

仏教をご信心している方が、あまり神社へ行かない理由は、たくさんいる神様の中のひとつにお願いをするすは不公平なので、仏様だけにお題目をお唱えすれば、すべての神々を踏まえて超えたご利益を頂けると考えているからです。

ですが、世の中にはキリスト教やイスラム教などの大きな宗教にも偉大な神様が存在しますね。

そこで、私はそういうすべての神や仏を超えた何かがいてもいいのではないかと思うわけです。

何かわからないので、創造主とかサムシンググレートとか呼んでいます。

そのあたりはこちらを参考になさってください。
⇒ 宇宙の法則
⇒ 死後の世界

結局、どんな宗教も、しっかりとご信心すれば、ご利益を頂けるのだと思います。そうでなければ、宗教がこれだけ世の中に大きな影響を与えるとは考えにくいですからね。

ただ、私が勝手に言っているサムシンググレートは、そもそも何だかわからないので、めちゃくちゃあやふやです。とりあえず、今のところはご利益ではなく、使命というか試練しかもらっていないような気がします(^_^;)

最後にまさかの無用の用の話しに戻ると、そもそも一休さんというアニメにあったお話しなのです。

何の役にも立たないと思われていた町はずれの大木が、大雨の時に土砂崩れから町を救ってくれたというような内容です。

そして、実際の一休さんは、77歳で悟りを開き、40歳も年下の女性に恋をしたそうです。

ちなみに、オハイオ州立大学のペティジョーン博士らは、多くの人を対象にした心理調査で、「あなたは、どんなときにもっとも幸福と感じますか?」と質問しました。その結果、一番多い答えは、女性88%・男性64%で、「誰かと恋に落ちること」でした。

これに対し、「仕事で成功したとき」と答えたのは、男性13%、女性4%程度です。

そう考えると、一休さんも、人生の幸せやら何やらを悟った時に、恋愛にたどりついたのかもしれません。

また、深い深いつながりがあるひとに恋をする時、ホクロが目印になることがあるかもしれないと思ったりしております。もしそうなら、ホクロにも立派な役割があるということになりますからね。

嵐の大野智さんが演じた怪物くん風に「恋愛サイコー」といったところで、終わりにしたいと思います。

長々と、お付き合いいただき、ありがとうございました。