スーパーコンピュター京(けい)というと、蓮舫議員が「2位じゃだめなんでしょうか」と言っていたことが思い出されます。
これは、どちらかというとビジネス的な内容になってしまいますが、1番と2番では圧倒的に差があるのです。
例えば、日本一高い山は富士山ですが、2番目に高いのは?と聞かれたら、どれくらいの方が答えられるでしょうか。
恐らく、雑学大好きな方やクイズ大好きな方以外は、なかなか答えられないと思います。
同じように、日本一広い湖や世界一高い山など、1番は答えられても2番を答えられる人は、ずいぶん少ないのではないでしょうか。
そうなると、1番と2番の差は、2番と100番の差よりも大きいということが言えるようです。
ビジネスでも、まずは商品やサービスを世の中の人たちに認知してもらわないといけません。
なので、1番になるということは大事なことなのです。
また、無理やり1番を作ってしまうというのも、ビジネスでは一つのテクニックです。
例えば、「○○市で1番丁寧な清掃会社」とか「日本で1番空気がきれいな町」とか、どこからもクレームがこないように意識して、なおかつインパクトを出さないといけないところがむずかしいですけどね。もし、クレームがきたら、それくらい認知度が高くなったと思って修正すればいい、というくらいのインパクトが、まずは欲しいところです。
ということで、現在は抜かれてしまったようですが、一度は世界一になった京は、知名度も抜群なので、今後、実用的な仕事がたくさん舞い込むことでしょう。
余談ですが、ソフトバンクの孫正義さんは、買収当初、月間の純増数1位にこだわりました。
1度でも1位を取ることで、社員に勝つ喜びを味わってもらい、負け癖を直したかったのです。実際に、1度、純増数1位を獲得した後は、続けて取ることができました。負け癖から勝ち癖に変えることができた良き事例だと思います。
実は先日、競争より共生社会といった内容の記事を書いております。
⇒ 百匹目の猿現象と共生社会
この記事は、それとは矛盾したところがあります。
ですが、福山雅治さんのGAMEという曲を聴いて、競争についてもしっかりと考えをまとめる必要がると感じ、この記事にしております。
歌詞については割愛割愛させていただきます。
さて、スポーツの秋ですが、どうしてもスポーツの世界では順位がつきます。まさに、競争の世界です。きっと、1位を取る人は2位の人の何倍も必至に練習をしているのだと思います。そこに美しさや感動があるのは確かでしょう。
競争と共生とは一見矛盾しているような気もしますが、競争の先にも共生の世界があると思うのです。
それは、全力で戦った選手たちが、試合の後にお互いを称え合っていることからもわかります。
経験者でないとわからない自分たちの必死の努力を分かち合っているようようにも思えます。また、その血のにじむような努力の微差が順位という形になったことも、本人たちはお互いに理解しているのかもしれません。
ビジネスでも、競争はどうしても避けて通れません。
ですが、ライバル会社を完膚なきまでに叩きのめそうとするのか、お互いに切磋琢磨し、業界全体を盛り上げようとするのか、という違いが競争の後に共生できるかできないかの違いだと考えます。
この場合、当然、後者をおすすめしているということは、ご理解いただけると思います。
ちなみに、叩きのめされた会社の悲しみの波動は、いつか叩きのめした会社へ返ってくるということもあるようです。
また、GAMEの歌詞でも、勝ち負けよりも、自分はこれだけ必死に頑張ったというプライドが大事だと言っているように感じます。あくまでも、自分自身をより高みへ運べるかが重要なのです。
ともあれ、みんなが昨日の敵は今日の友という生き方をしていれば、いずれは、共生社会になるのではないでしょうか。
最後に参考までに
日本の高い山ベスト3
1位・・・富士山 3,776m (山梨県・静岡県)
2位・・・北岳 3,193m (山梨県)<南アルプス>
3位・・・奥穂高岳 3,190m (長野県・岐阜県) <北アルプス>
日本の広い湖ベスト3
1位・・・琵琶湖(滋賀県)
2位・・・霞ヶ浦(茨城県)
3位・・・サロマ湖(北海道)
世界の高い山ベスト3
1位・・・エベレスト 8,848m (ネパール・中国)
2位・・・K2 (ゴドウィンオースチン)8,611m (パキスタン・中国)
3位・・・カンチェンジュンガ 8,586m (ネパール・インド)
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