先ほど、言の葉の庭を観た。
まず、感じたのは、主人公の秋月孝雄が耳をすませばの天沢聖司と同じようなキャラだということ。
ただ、恋愛対象の女性設定の違いや、メッセージの違いからストーリー自体は別ものになっている。
雪野(ゆきの)百香里(ゆかり)先生のキャラに関しては、いろいろと想うところがあるが、個人的な感情移入もあるので割愛させていただくことにする。
それにしても、細かい仕草や表情まで丁寧に描かれているということもあるが、彼女がとても素敵な女性だと感じるのは私だけではないだろう。
さて、ストーリーが進んでいく中で、最後に、ナゾの女性が自分の通う高校の教師だということがわかる。
その女性が朝からチョコをつまみにビールを飲んでいた理由も。
だが、結局、まだまだ未熟な秋月孝雄が、好きになった美しい女性のためにできることは、彼女がこれからの人生をしっかりと歩んでいけるような靴を造る職人になるために、日々、努力することだけなのだ。
本当にいい女というのは、そういう立派な男を育てるチカラがあるのかもしれない。
ある意味では、これも教育だと思う。
いずれにしても、どんなに美しい女性にだって、悩みのひとつやふたつはあるのだろう。
男としては、そんな美しいひとたちのお役に立てる仕事がしたいものである。
そして、日々努力して、できることなら、その美しいひとと一緒に恋に落ちることができるように、いろいろな天からのお計らいを期待したい。