ある会社でユニークな人事を行っている。
一般企業の部長職に当たる役職を選挙で決めるそうだ。
「上三年にして下を知り、下三日にして上を知る」
こう言われるように、上司は部下のことを理解していないが、部下は上司のことを良く理解しているのである。
だからこそ、部門長は部下が選ぶのが理想的なのだという。
確かに、選んだ部下も選ばれた部長も、このやり方が一番やりやすいと思う。
この人事を導入している社長は次のように言っている。
「私にこびを売るばかりの部下はいなくなるうえ、私が部門長を選ぶ手間もはぶけます」
確かにその通りである。
きっと、社員も働きやすい会社だと想像できる。