エージシュートと健康と哲学

エージシュートというゴルフ用語がある。

十八ホールを自分の年齢以下のスコアで回ることである。

私が初めてこの言葉に触れたのは、群馬県太田市在住で「現代の名工」にも選ばれた武井國八さんを当時の仕事で取材したときであった。

建築板金工の武井さんは、60歳を過ぎてからゴルフを始めて、80歳を過ぎたころに、エージシュートを達成したことがあるとおっしゃっていたのが、とても印象に残っている。

そのことは、記事には載せなかったが、そのときからエージシュートが、私自身の人生の目標のひとつになった。

80歳を過ぎても、足取り軽やかな武井さんの健康的な姿が、エージシュートと重なったのかもしれない。

さて、先日、アマチュアゴルファーである植杉乾蔵(うえすぎけんぞう)さんの記事を目にした。

植杉さんは、九十六歳に至るまでに、エージシュートを千四百七十二回も達成したという。

それには、調理師資格を持つ奥さんの協力があるのだとか。

いずれにしても、プロ、アマ問わず、エージシュートを達成できるのは、ごくごく一握りのゴルファーのみ。

年齢を重ねても健康であることが絶対条件である。

さてさて、

武井さんの取材をしてから、ずいんぶんと時が経ち、私もアラフィフになったが、未だにゴルフを始めてもいない、、、

自戒の念も込めて、今、この記事を書いている。

・・・

以前からゴルフには哲学を感じていたので、いつか始めたいと思っていたのだ。

そう考えると、林修さんの「今でしょ」は、やっぱり哲学といってもよい。

それにしても、アラフィフ男が、エージシュートを達成するためにゴルフを始めるには、何から手を付ければ良いのかしら、、、

どなたか、良きアドバイスがあれば、ご教授いただきたい今日この頃である。

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