結論から言うと、simple is bestということになる。
具体的には10ページ以内にまとめるのが理想的だ。
ちなみに、このように結論から伝えてしまうということも一つのポイントである。
以前、アメリカのシリコンバレーで、起業家がわずか30秒ほどのエレベーターの中で要領よくプレゼンをしたことから「エレベーターピッチ」とう言葉が生まれた。
また、いろいろな資料に目を通さなくてはならないソフトバンクの孫正義氏に提出する資料は、なるべくA4一枚にまとめるようにしたという側近もいた。
このように、シンプルということは大きなポイントになる。
それを意識して、以下の三つの要素を盛り込むとよい。
①お得(この提案を通したら、相手にはどんないいことがあるのか)
②いくら(金額は意思決定の必須要素)
③いつまで(期限を設けて決定を促す)
デザイン的には図表や写真をうまく利用し、色やフォントは3種類までにしたほうが見やすくなる。
色に関しては、相手のテーマカラー、提案内容を連想させる色、自分が旬だと感じる色などを使うと良いと思う。
プレゼンで「通る」資料の作り方をまとめると「GHOUS(ガウス)」となる。
Goal(目標)
この資料によって「何が」「どうなる」のか
Hospitality(気配り)
相手に心地よい印象を与える
Originality(自分らしさ)
自分らしさを伝えて選ばれやすくする
Usability(使いさすさ)
相手の使いやすさを徹底する
Simple(シンプル)
相手を説得ではなく直感でなっとくさせる
以上のことを意識して、プレゼン資料の制作に役立てて欲しい。