投稿者: beam

森永太一郎(森永製菓創業者)

「どんなに良い品物でも、人に知られなくては売れないんだよ」

・管理人の感想

今の時代、品物を世に知らしめる方法はいくらでもある。時は廻り、今は、まず良い品物をつくらなければいけない時期になっている気がする。

そして、大前提である本物と呼べる品物が完成したら、次の4つのステップが重要になる。

Step1.まずは知ってもらう

I Know…

重要なことは、実態を伝えること。実態が伝えるに足る内容になっていることが先決。
知名度獲得=発信量の多さ、頻度など提供する情報の多さで決まる。

Step2.好感を持ってもらう

I Like…

有言(発言)実行(活動)の認知。消費者が好感を持ち、利益に貢献する活動を起こす。
重要なことは「言行一致」を消費者に納得させる“質”である。

Step3.消費者の信頼を勝ち取る

I Believe…

常に「言行一致」⇒消費者が利益に貢献する活動をし続ける。
この段階では、より好感・信頼できる企業を求めている。だが、まだ“浮気心”がある。

Step4.消費者に愛着を根付かせる

I Love…

革新し続ける⇒企業の心を伝え続ける。
消費者の愛着を獲得する。この段階までくると決して浮気はしない!

以上が良い品物を世の中に浸透させる4つのステップである。

当時は「広告は商品の粗悪さをごまかすためのもの」という古い考えがあった。そんな時代の中でも、森永氏と社員たちが懸命な売り込みを続けた結果が、こんにちの森永製菓に至っている。

だが、今の時代、人に知らせることは、この4つのスッテプの第一段階でしかない。

本当に良い品物を世に送り続けるには、この4つのステップの繰り返しが重要なのだ。

こんな時代だからこそ、本物のものづくりと、それを世に知らしめ、継続して世に送り出すという一連のビジネスについて、改めて考えたい。

Halloween 2014

ルフィ昨日、友人宅で無事にハロウィンパーティーを開催できました。今年も何とかみんな元気に開催できて良かったです。

今回は2010年に一度使ったルフィの衣装を使いまわしました。当時は写真を撮らなかったので、今年は黄色の腰巻を追加して記録に残しました。

来年はどうしようかしら。。。

Halloween2014

 

世紀の歌声!生バトル 日本一の歌王決定戦!

先日、TBSで放送していた「世紀の歌声!生バトル 日本一の歌王決定戦!」という番組を観た。

まんねり化しているテレビ番組に、ちょっとしたイノベーションを感じた。

まず、最近、減ってきている素人参加番組であること。

クイズ番組なども、素人が参加するタイプは、どんどん減ってきてる。

視聴者受けが良くないということである。

だが、今回は素人と言っても、歌手を夢見る人たちで、それなりの専門家の厳しい審査を突破したという意味では、ただの素人とはいえないかもしれない。

もうひとつは、100%国民投票で決まること。

予選は、4月から始まっていて、専門家が審査していたらしいが、決勝は生放送で、すべて国民の投票で勝者が決まるというシステムであった。

お笑いのコンテストなど、一部国民投票というのは以前からあったが、そもそも審査員の質が問題視されていた。

実際、お笑いコンテストだけでなく、なんでもそうだが、審査員が残念な場合が多々あるので、結果を悲観し過ぎることはないということに、さりげなく触れておきたい。

なので、100%国民投票とはなかなか画期的な試みだと感じた。

いいか悪いかは別として、審査の結果(投票の結果)にはストーリーも何もなかったように思う。

いずれにしも、今後のテレビ放送業界の進むべき道を模索するには、おもしろい番組であった。

永遠の0と風立ちぬと…

たまたまレンタル店へ立ち寄ったので、久しぶりに2点ほど借りてきた。

永遠の0と風立ちぬである。

ストーリーについては、それぞれなるほどねという程度であった。

だが、この2点の妙なつながりを感じた。

パイロットと航空技術者の話しで時代設定も近いから当然と言えばそれまでだが。。。

永遠の0で、零戦は世界の中で最も高性能な戦闘機の一つとして紹介されている。

ただし、第二次世界大戦の初期段階のことで、徐々に他の国に追い越されてしまう。

初期の零戦が高性能だったのは、風立ちぬの主人公のような航空技術者の努力の結晶だと考えると、2つの物語が1つにつながったように思えた。

また、この2つのストーリーには、共通点が1つあることが気になった。

それは、最愛の恋人(配偶者)と一緒にいられる時間がわずかであるところだ。

よくあるストーリーではあるが、いつも疑問を感じる。

例えば、それぞれの男女には恋愛の絶対量が決まっていて、それを時間で割っているのだろうか。

なので、共有する時間が短いから濃密なのだろうか。

それとも、命をかけているから、濃密なのだろうか。

ただ単に遠距離恋愛だからだろうか。

もしも、彼らにもっと長い時間が与えられたら、どうなるのだろうか。

恋愛の感情は尽きることなく、どこからか沸いて出てくるのだろうか。

それとも、絶対量が尽き果て、義務感のみの関係になるのだろうか。

いずれにしても、例えわずかな時間でも、燃え上がるような恋愛だからストーリーなのだ。

多くの人は穏やかで平和に暮らせることを幸せだと感じているのかもしれない。

言い換えると「楽な暮らし=幸せ」ということである。

ただ、お互い相手を想いながら物理的に離れている男女が、ほんの束の間、深い深い恋に落ちるという物語の主人公たちは、いろいろと辛い想いもあるだろうが、きっとそのひとときは、最高の幸せを実感していると思う。

そして、平和に暮らしている人たちは、命をかけた恋の物語を別世界から楽しんでる。

だが、それは決して別世界などではないのだ。

本当の幸せのヒントとは、ストーリーの中にあると思う。

余談だが、現実の世の中には、「一緒に恋に落ちる」という経験もしないまま、なんとなく結婚し、淡々と生活している男女もいるそうだ。

本人たちは幸せなのかもしれないが、なんとなくさびしい気がする。

いずれにしても、人生の中で重要な役割を果たす恋愛に正解も不正解もない。

世の中に星の数ほど出ているストーリーの中に答えもない。

それは、現実世界で自ら経験し、見出すしかないのだ。

先ほども述べたが、ストーリーはただのヒントである。

自分自身の幸せを見つけるための単なる事例集ともいえる。

もしも、今回紹介した2作品を観て、さらにこの記事を目にしてる方がいたら、日常生活で後回しになっている恋愛を少しだけ優先させてみてはいかがだろうか。

既成の物語で疑似体験しているだけでなく、現実世界で一緒に恋に落ちてくれる相手を探すために、今から出かけるのもありだと思う。

もちろん、現在のパートナーと改めて恋愛するのもいいだろう。

秋の夜長に自分自身の幸せが何なのか、改めて想いを巡らすのも悪くない。

山岡孫吉(ヤンマー創業者)

「買う時は頭を下げろ、売る時は胸を張れ」

・管理人の感想

山岡氏は滋賀県の貧しい農家に生まれ、16歳で大阪に奉公に出た。その後、縁あってガスエンジンと出会い、ゴム管などの販売を通して商売に目覚め独立。

ガスエンジンの商売は成功したが、第一次世界大戦の不況もあり、中古エンジンの販売に限界を感じ、石油エンジンの試作に着手。100日間の試行錯誤を経て農業用3馬力石油エンジンを完成させ、「ヤンマー」の商標をつけ販売している。

その後の欧米視察で転機が訪れた。ドイツでマン社の5馬力ディーゼルエンジンと出会ったのだ。ただ、当時、どの工場にも小型のものは見当たらなかった。そこで、山岡氏は自社で世界初の小型3馬力のディーゼルエンジンをつくることを決意する。

「扇風機のモーターと同じくらい小さな、軽いディーゼルができたらどんなに素晴らしいやろ。わしはそれをつくって欲しいのや」

山岡氏は技術陣に無茶な指示をした。だが、本人も連日研究室に泊まり込むほどの情熱を見せた結果、1年5ヶ月に及ぶ苦労ののち、1933年に世界初の小型ディーゼルエンジンが誕生することになった。

この山岡氏の言葉は、現在、日本人が忘れてしまっている精神を思い出させてくれる。

せっかくものづくりをするなら、一生懸命価値あるものをつくって、それに見合った価格をつけて堂々と世界で販売したいものである。