末娘が小学生になった。
入学式で、校長先生から、「ランドセルの中に元気と笑顔も入れてきてください」と言われていた。
通学するようになり、「ランドセルの中に何を入れていくんだっけ?」と聞いてみた。
すると、最初は「何だっけ」と言っていたが、「元気と笑顔」だったことを思い出した。
そんなことを何度か続けていると、母親から「やる気」も持っていくように言われていた。
その後、同じ質問をすると「元気と笑顔とやる気」と答えるようになった。
そこで、「あと夢と希望も入れていきなよ」と言ってみた。
「そんなにたくさんは持っていけない」と返ってきた。
「夢と希望」
これらをランドセルからカバンに移して持ち歩いている大人はどれくらいいるだろうか?
娘よ、今だからこそランドセルの中に、「夢と希望」をたくさんたくさん詰め込んで欲しいと父は思う。
もしも、今は詰め込めないなら、それらが見つかってからで良い。
娘よ、それらは、たくさん詰め込んでも、いつのまにか少なくなっているかもしれない。
だけどね、その中でも残ったものをしっかりとカバンに移して、大切に持ち歩いてくれることを願っている。