敏感肌とは、普通の人には何でもない物質や刺激に対して過敏に反応したり感じたりする肌質で、後天性の敏感肌と先天性のアレルギー型敏感肌とがあります。
後天性の敏感肌
敏感肌で悩む女性の80%がこのタイプといわれています。必要以上の洗顔、皮膚を擦る、乾燥させ続けるなどを繰り返していると表皮の最上部の角質層は剥がれやすい状態になり、肌を守る能力が低下してしまいます。そこに強力な洗顔(スクラブ、ピーリングなど)や擦る、乾燥させるという行為を続けると正常な皮膚の代謝が行われず、抵抗力の弱い皮膚になってしまい、それがすなわち後天性の敏感肌となります。
要注意 後天性の敏感肌をつくる要因
- ティッシュやコットンで肌を擦りすぎる
- アルカリ度の高い化粧品を常用する
- スクラブ洗顔やタンパク質分解酵素入り洗顔の常用
- 脱脂力の強い化粧品(洗顔・パック)の常用
- 過剰な洗顔、マッサージ、垢すりを頻繁にする
- エアコンなどによる乾燥度の高い室内に長時間居る
- ピーリングの繰り返し
- 過度の顔そり
- 過激なダイエットによる食事制限
アレルギー性敏感肌
ある特定の物質に過剰反応してしまう肌をアレルギー性敏感肌といいます。1人1人の要因が違うので、何に反応するか専門医に正しくみてもらいましょう。
敏感肌対策
1.洗顔
熱すぎるお湯や皮脂を取りすぎる洗顔料の使用や、すすぎ残しなどには十分気をつけましょう。
2.保湿
保湿力の高い化粧品で、肌のモイスチャーバランスとバリア機能を整えましょう。紫外線カットや乾燥から肌を守るケアも忘れずに!
3.食事
バランスのとれた食事は肌のバリア機能や抵抗力をアップさせます。とくに様々なビタミン類は肌にとって大切な栄養素です。
ビタミンE:肌の新陳代謝をよくする(オリーブ油などの植物油・ナッツ類)
ビタミンC:コラーゲンの合成を促し、血管や皮膚を強くする(果物、生野菜)
ビタミンP:毛細血管を強くする(そば、柑橘類の房の白いスジ)
ビタミンA:不足すると肌荒れや抵抗力が弱まる(ニンジンやさつまいも、かぼちゃなどの緑黄色野菜)
4.睡眠
規則正しく質の高い睡眠は肌のターンオーバーの周期を整えます。とくに肌の新陳代謝が活発になる時間は夜の10時?深夜2時。この時間帯に睡眠をとっていることが、きれいな肌づくりにはとても重要です。
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