日本人の成人の3人に1人が悩んでいるとされるのが痔です。「痔の原因は、大半が生活習慣にあります。予防のためにも、生活習慣を見直す必要があります」と専門の医師も話してします。
例えば、トイレ。新聞や本を読むなどで長居する人もいるでしょう。
「便座に座る姿勢を維持するだけでも、肛門に負担がかかってしまいます。排便の時間を短くするために、便意を感じてからトイレに行くこと。なかなか便が出なくても、いきまず、無理に粘らないことが大切です3分以内で済ませましょう」と話しています。
また、長時間一定の姿勢をとる「座りっぱなし」や「立ちっぱなし」は肛門がうっ血しやすくなるので良くありません。
それでは、痔になりやすい人のチェック表です。以下の5つ以上に該当すれば痔になりやすので、気をつけてください。
- 日々、座っている時間が長い
- 決まった場所での立ち仕事で、動くことが少ない
- 体が冷えやすい
- 精神的ストレスを感じている
- 時間に追われる生活をしている
- 体を動かす習慣がなく運動不足
- 便意がなくてもトイレで頑張り、長居する
- 痔を経験したことがある
- ダイエットをしたり、食事内容に偏りがあったりする
- お酒を大量に飲む
- 下痢をすることが多い
- 便秘である
- 喫煙をする
- 香辛料のきいた辛い料理が好き
いかがでしたか?5つ以上該当してしまった方のためにちょっとした予防体操をご紹介します。
<お尻をきゅっと締めるように力を入れて約5秒間その状態を保ち、そして力を抜く。これを5回以上繰り返す。1日に数セット行う。立ち姿勢のまま、うつぶせのままでも可>
ぜひ、お試しください。
痔の疑いを感じたら、医師の診察を受けることも必要です。「痔の症状と似ている病気も多く、自分ではなかなか判断できません」と専門の医師も話しています。
女性の専門医を置いた専用外来も増えています。恥ずかしがらずに、早めの受診を心掛けましょう。
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