乾燥肌とは、皮脂と肌自体の水分の両方が不足している状態です。乾燥した肌は表面がひび割れていて、外界のダメージに対して非常に弱くなり、肌内部の水分や保湿成分も逃げ出しやすい状態になるので肌は薄く固くなるためシワもできやすく様々な肌老化を招きます。
皮脂膜とNMFと細胞間脂質がしっとりツルツル肌の決め手です。この3つが肌を守るバリア機能として紫外線やアレルゲンから肌を守っています。
乾燥肌の原因
- 日光や風のあたり過ぎ(紫外線、冷風、潮風など)
- 栄養不足...ビタミンAの不足は角化不正常をまねきます
- 老化(皮下脂肪の減退等)
- 水分の摂取不足
- スチームのあて過ぎ
- アルカリが強いまたはアルコールや香料が強い化粧品の使用
- 脱脂パックや収れん性の高い化粧品の連用
- 薬の服用や塗布(ホルモン軟膏、鎮痛剤、抗生物質など)
- 環境的要因(山間部、海辺、冷暖房など)
- 皮膚の汚れと細菌汚染による炎症
- 皮膚の血液循環不良(自律神経の失調、女性ホルモンの不足、ステロイド性抗炎症剤(カユミ止め等)の連用...毛細血管拡張皮膚委縮がある)
乾燥肌対策
乾燥肌のスキンケアで大切なことは、肌に水分をしっかり保ち、柔らかさと弾力を取り戻すことです。
そのためには、第一に肌本来の保湿成分を補うこと。その上で必要な部分には保湿成分を含んだクリーム(油分)を補うことが大切です。
水分(保湿成分)を与えて油分で閉じ込める。このようなスキンケアが乾燥を改善し、肌トラブルを防ぎます。