あなたを成功へ導くためのビジネス心理学。
時代は、ビジネスに経営学よりむしろ心理学を求めています。
「流通業は、心理学である」とはセブン&アイホールディングスの最高経営責任者である鈴木敏文氏の言葉です。
心理学といってもむずかしく考える必要はありません。相手の気持ちを考えたり、自分の心に素直になったりするだけです。
このサイトを通して、生きるということがほんの少しだけ楽になったと感じてもらえればうれしいです。
また、ビジネスの心理学というと、コピーライティングやその他いろいろとテクニックを使うということも出てくると思います。
ただ、テクニックに走ってしまうと、その先は、マネーゲームです。例えマネーゲームで大金を稼いだとしても、そういったお金は、いずれ自分の身に災いをもたらします。歴史的にも、そういう事例がたくさんありました。
基本的に資本主義とは「お金が最も大事」という考え方のもとに成り立っておりますが、そんな資本主義をも取り込んでしまう何かがあるのだと思います。
それが一体何かというと、ずばりビジネスの根本です。
ビジネスの根本をしっかり理解して、その上でテクニックを使うのは構いません。むしろ、テクニックをしっかり学ぶのも大事です。ですが、根本がしっかりしていないのに、マズローの欲求段階説とか説いてもだめですよ。まず売ろう心が見え見えになってしまいますから。
では、ビジネスの根本って一体なんだろう?
と思うかもしれませんが、一言でいってしまえば「夢」とか「理念」とか「志し」です。
昔から、いろいろと企業の不祥事が相次いでいますが、すべて、この根本を忘れたために起こっているわけです。
ビジネスの根本をいつしか忘れて、損得に走った結果があの通りです。やはり、企業のコンプライアンスを明確にしておかなくてはいけません。
しっかりとした企業理念のもとで、損得でなく善悪を判断基準にすれば、なんの問題もないはずです。ただ、口で言うのは簡単ですが、実践するのは、むずかしいですよ。実際に口だけ企業も多いですし。
しっかりと、善悪で判断してください。
しっぺ返しは、絶対きますから。
余談ですが、めっきり表舞台から姿を消してしまった細木数子さんはご存知ですか?「ずばり」といろいろ言ってかなり儲けていらっしゃいました。
彼女が、あれだけずばり言えるのは、世の中の原理原則を言っているからなんです。
例えば、「男と女がいないと子供を授かることはない」とか「祖先を大事にしろ」とか
誰も反論できない原理原則ですよね。
ただ、それだけではありません。いろんな人の悩みを聞いてきたから、だいたいのパターンを見極めているのでしょう。
というのも人生はストーリーです。パターンもそれほどたくさんあるわけではありません。そのストーリーに当てはめれば、解決策も決まってくるのです。
ビジネスでもカウセリングというは重要ですが、結局、細木さんはカウンセリングの達人ということです。
儲(もう)けるという漢字がありますよね。
これって、分解すると信者(しんじゃ)となります。
自分を信じてくれる者、商品やサービスを信じてくれる者、会社を信じてくれる者を増やしていくと儲かるわけです。
細木さんも、いろいろな人の悩みを解決して、信者をつくったから儲かるのです。
ビジネスも一緒ですよ。
やっぱりお客様との信頼関係が大事です。先ほど、カウンセリングが重要といいましたが、頼りになりそうもない人や信用できない人に人生相談なんかしませんよね。
一般的に、ドクターの年収も高額です。それは、専門知識で体のトラブルを解決するからです。大きな悩みを解決すれば、それだけ高収入になるわけです。ただ、いちドクターより、細木さんの方が儲けていると思います。
ドクターは病気(体の悩み)を治すことが仕事ですが、心の悩みを解決してくれる細木さんのような人には、より信者ができやすいということでしょう。
ちなみに、宗教なども信者を増やすノウハウを駆使しているので、結構ビジネスの勉強になったりします。
話しを戻すと、ビジネスの根本は、「夢」や「理念」や「志し」です。
ですが、今度は「夢」や「理念」や「志し」ってなに?
となりますよね?
大きいのから小さいのまでいろいろあると思いますが、あなた自身の「夢」や「理念」や「志し」を見つけてもらうため、また、すでに見つかっているなら、改めて見直してもらうために、以下の内容がお役にたてば幸いです。
日本の近代資本主義の父といわれる大実業家で渋沢栄一という人がいます。江戸末期から明治前半に活躍し、生涯に500社以上の会社設立に関わり、商工会議所の設立や第一銀行の原型をつくった人物です。
埼玉県深谷市出身で、深谷市のレンガ産業の育成も渋沢栄一によるものです。ここでつくられたものが、東京駅の赤レンガとして使用されています。そんな渋沢栄一の教えのなかで「夢七訓」というものがあり、夢を実現させる手順、目標を達成する法則が集約されています。
- 夢なき者は理想なし
- 理想なき者は信念なし
- 信念なき者は計画なし
- 計画なき者は実行なし
- 実行なき者は成果なし
- 成果なき者は幸福なし
- ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず
まずは夢がないとなにも始まりません。それから少し具体的にして理想となります。信念とは夢や理想を持ち続けることです。それによって一週間後、一ヶ月後、一年後の計画がたったら、あとは実行するだけです。成果や幸福はおのずと手に入るでしょう。「夢七訓」とは成功するための「夢の方程式」です。
ちなみに最後の「夢かなるべからず」とは「夢を持たないといけません」という意味です。
この夢七訓では、順番も大事なのです。よく信念を持つといいますが、まずは、しっかりとした夢や理想がなくてはいけません。
例えば、テロリストなどは、彼らなりの理想があって、それに対して強い信念を持って行動しているわけですよね。それにより、何人もの命が奪われてしまうこともあるわけです。
なので、やっぱり、どんな「夢」を持つかが大事なのです。
ビジネス心理学では、「夢」や「理念」や「志し」と真剣に向き合うためのお手伝いをしていきたいと思います。
個人の場合、それは人によって違うものですし、見つかる時期も違いますので、まだ見つからなくてもあせる必要はまったくありません。
それに、現状に満足している人は「今の生活をいつまでも続ける」ということも立派な夢だと思います。
ただ、「夢」など必要ないと言われてしまうと、それまでなのですが、とても寂しい人生になってしまうような気がします。
法人の場合、例えば、パナソニック株式会社(旧松下電器産業株式会社)は下記の綱領を経営理念としておます。
産業人タルノ本分ニ徹シ
社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ
世界文化ノ進展ニ
寄与センコトヲ期ス
「私たちの使命とは、生産・販売活動を通じて社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること―――」
という意味です。
松下電器の創業者といえば、あの有名な松下幸之助ですが、ここに創業者の想いがつまっていて、パナソニックとなった今なお受け継がれているわけです。
企業が進むべき道に迷ったときは、創業者の「夢」や「理念」や「志し」を再確認してみてください。きっと今後進むべき道が見えてくると思います。
私が以前勤めていた自然化粧品の販売会社の夢は、
「素肌美の文化の創造」でした。
これは、素肌がキレイなら、ファンデーションなど必要ないということです。この自然化粧品を100万人に広め、素肌でイキイキとした生活をしてもらうことが目標でした。
日本国内で、文化の創造といえるひとつの目標が、100万人に共感してもらうことだったのです。
私は、この「素肌美の文化の創造」というのが、とても気に入っておりました。男性にはなかなか理解しづらいかもしれませんが、女性が人前で素肌になるには、勇気がいるものなのです。
そのことは理解しているつもりですが、はやり、素肌を美しく保っていれば、ポイントメイクだけで十分だと思います。
そして、素肌でイキイキと暮らす女性をひとりでも多く増やしたいと今(2012年6月)でも願っているのです。
今はなき会社の夢を勝手に引き継いでおります(苦笑)
ちなみに、このサイトの管理者は、女々しい部分も多々あるのですが、性別は一応男です。
余談ですが、化粧品について、当時学んだことをブログにまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
⇒ 化粧品を広める方法〜クチコミビジネス〜
また、自分なりの夢探しをする時や、すでに持っている夢に向って進んでいく時には、人それぞれのバイブルみないなものが必要です。矢沢永吉さんの本やライブ映像をバイブルにしている人は実際に結構多いです。
私の場合、アニメのワンピースがバイブルのひとつでした。また、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」も人生の節目節目で、読みたい本ですね。
上記の内容については、語り始めると長くなるので割愛しますが、自分自身のバイブルをもつことは重要です。あまり意識しなくても、自分の中で何かを決めると自然とバイブルにも巡り逢えるものです。
そして、進むべき方向に迷ったり悩んだりしたときは、そのバイブルが羅針盤となったり、行動する勇気を与えてくれたりするのです。
それでは、メニューより各コンテンツをお楽しみください。
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