ゴルフ用語でティーアップという言葉がありますよね。
ティーアップとは、ゴフルボールをちょっと上げることです。
コミュニケーションのテクニックでも同じことが言えます。
相手をティーアップする。つまりちょっと持ち上げるということです。
例えば、
会話の途中で、その人が身に付けているネクタイが素敵だなと思ったら・・・
「○○さんのそのネクタイかっこいいですね」と言ってみる
初対面の人と話していたら、その人は主婦で子持ち、しかも起業して女社長をしている。うわ〜、パワフルな人だな〜と思ったら・・・
「△△さんってパワフルですね!」と言ってみる
友人がおニュウと思われるかわいいバックを持っていたら・・・
「そのバックかわいいね!おニュウ?」と聞いてみる
友人の苦労話を聞いて、あ〜この子頑張ってるんだ〜えらいな〜と思ったら・・・
「□□ちゃん頑張ってるね〜、えらいな〜」と言ってみる
簡単そうでも以外とできていない人が多いのです。
ただ、心の中で思っていても声に出さないと伝わらないということを意識してみてください。
プラスの評価をきちんと伝えるだけで人間関係がうまくいくことって結構多いのです!
そうはいっても、むずかしいですよね。
ティーアップが大事なのは分かるんですが、なかなか伝えるのが恥ずかしかったりします。
私の場合、コミュニケーション自体が面倒くさくて苦手でした。
もともと技術屋でしたので、特に必要なかったのですね。
しかし、年をとってくるとそうもいかなくなります。
誰かが、30歳を過ぎると仕事の8割は人間関係と言っていました。そこで、コミュニケーションはやっぱり大事だと思い、練習したのです。
最初は悲惨でしたよ。
会社の女の子に勇気を出して話かけました。
私:「○○さん床屋行った?」
○○さん:「床屋じゃなくて美容院です」
私:「あっそうか、でも、似合ってるね」
○○さん:「ちょっと切りすぎたんですけど・・・」
ティーアップ大失敗です。
それでもめげずに続けました。
そしたら、失敗しても「ごめんね、今ティーアップの練習中なんだ〜」
と軽口が叩けるようになりました。
大事なのは、普段から周りの人に気を配って、相手の良いところを探すことなのですね。
そういったクセをつけると自然とティーアップができるようになりますよ。
どんな人だって必ず、いいところはありますからね。
ついついあらさがしをしてしまいますが、いいところに焦点を合わせれば、そのうちあらは気にならなくなります。
ティーアップを意識すると、相手の良いところを探すくせがつくので、苦手な人も受入れられるようになります。その結果、自分の器が大きくなるという効果も期待できます。
ティーアップが上手になりたい人は、「おぎやはぎ」のやはぎさんを見て研究してみてください。
かなりのティーアップ名人で、人の長所を見つけるのが上手です。というか、無理やり作っていると言ったほうが良いかもしれません(笑)
実際、それくらいやっちゃってもいいです。
最近では、私も彼に習って、
「○○君、今日もかっこいい寝癖がついてるね〜」
なんて、挨拶がわりですよ(^^)
2012年4月追記
そうえば、先日の友人との会話です。
「ファンキーモンキーベイビーズに○○君と似ている人がいたんだけど」
「もしかして、DJケミカル?・・・・ちょっとショック」
私としては、ぜんぜん悪気はなかったのですが、相手の方は少しショックだったようです(>_<)
自分としてはティーアップのつもりでも、相手にとってはそうでないこともあるようなので、なんでもかんでも思ったことを言えばいいというものでもないようです。
特に誰々に似てるネタには、ご注意くださいね。
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